■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。


■いよいよベスト8が決まったウインブルドン。

男子は、私の好きなアンディ・マレー選手が、天才選手のガスケ選手に
ストレート勝ち。

3年前とは違った形でベスト8に進出しました。

*(3年前も4回戦で対戦。
 
  その時は、2セットダウンのマッチポイントを取られた状態から
  マレーが大逆転勝利を収め、ウインブルドン初のベスト8進出を
  達成しました。)


■そして、ナダル選手、ジョコビッチ選手、フェデラー選手も
順当にベスト8に進出。

やはり今の世界トップ4強は、抜群の力を持っていることを
再び証明しましたね。


■注目株は、オーストラリアの若手注目株、
18歳のバーナード・トミック選手。

世界ランキング第5位のロビン・ソダーリング選手を、ストレートで撃破した
勢いを維持。

グランドスラム初のベスト8進出を果たしました。


■ただ彼は、今回が“初の大活躍”というわけではありません。

16歳のときに、すでにオーストラリアオープン1回戦を快勝。

その名を世界に轟かせていたのです。

つまり・・・・・

「“天才少年”が、いよいよ本格的に開花した!」

というべきで、別段、もの凄い驚きではないのです。

*(もちろん、18歳でウインブルドンベスト8というのは、
  ウインブルドンを17歳で制したボリス・ベッカー氏以来の快挙ですから、
  その点ではもの凄い衝撃ですが。)


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■「ウォズ二アッキ選手、残念!」
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■女子選手に目を移します。

グランドスラム初優勝を目指す世界ランキングNO、1のウォズ二アッキ選手。

残念ながら、今回も4回戦負けを喫しました。

気になるのは、グランドスラム以外の大会では負けない選手に負けることが
多い現象。

これは、決して良い兆候ではありません。

*(しかも、ここ2大会のグランドスラムでは、トップ選手が総崩れの様相を
  呈している中での早期敗退。)

この模様が繰り返されれば、「プレッシャーに弱い!」というレッテルを
貼られてしまう危険性が高まります。


■このレッテル。

以外にも多くの選手を貶めてきている“実績”を持っています。

最近では、サフィーナ選手。

ヤンコビッチ選手等。

世界NO、1でありながら、このレッテルを剥がせずにいる選手が急増。

“本命不在”の世界女子テニスを象徴する出来事として捉えられています。


■そのため、ウォズ二アッキ選手が、誰もが認めるスーパーチャンピオンに
なるためには、より一層の破壊力を身につけ、有無を言わさず
グランドスラムを制することが急務となります。

*(もちろん、グランドスラム制覇だけがテニス人生ではありませんが。)


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■「完全復活? シャラポア選手!」
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■そんな中、俄然、注目を浴びているのがシャラポア選手。

一時のスランプ(怪我を含む。)を脱し、世界のトップ10に返り咲き、
グランドスラム大会でも連続して上位進出。

“天才少女”の面影を、全世界に思い出させています。


■現時点で、唯一のグランドスラマー。(グランドスラムタイトル保持者)

そのような意味では、「優勝候補一番手!」に浮かび上がってきても良い
のですが・・・・・

「“最後の難関”を超えなければならない!」

このように、個人的には思っております。


■それは、セカンドサービス問題。

数年前、前出のサフィーナ選手と共に、”不名誉な世界的問題”として
騒がれたダブルフォルト問題。

つまり、セカンドサービスがしっかりとコートの中に入らない問題を、
“真”に解消できているのか? に注目しているのです。


■先ほどのフレンチオープンでもベスト4まで進出。

「優勝するのでは?」

との期待を感じながら、中国のリー・ナ選手に負けたわけですが、
やはりダブルフォルト問題は、終息してない感がありました。

ここを乗り越えてきているのであれば、17歳での劇的な初優勝以来の
ウインブルドン制覇も、高い確率で視野に入ってきます。


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■「才能と努力!」
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■さて、ここまでウインブルドンを見てきて感じること。

それは、「才能の世界!」であるということ。

つまり、プロテニスの世界は、

才能 → 努力 → 才能の世界なのです。


■生まれながらの才能。

それを幼少の頃から発揮。

そこに、「努力できる!」というも一つの才能を加えられる者だけが、
頂点の世界に進出。(プロテニスの世界)

ここまでくると、才能もあり努力もする選手ばかり。

そこで、再び才能の優劣が大きく作用するわけです。


■厳しい世界で、ふるいに掛けられ続け、そのつど生き残ってきた彼ら。

その生き残ったもの同士で、“つばぜり合い”を行う。

ですから・・・・・

才能 → 努力 → 才能 の世界は、ある種、必然的なものであるわけです。


■そして、そのとんでもない厳しい世界を生き残ってきた彼らの
プレーだからこそ、我々は心底、感動するわけですが・・・・・

「実際問題の話、ここまでの才能を我々は残念ながら持っていません。」(悲)

すると出来ることと言えば、

努力 → 努力 → 努力しかないわけです。(笑)


■ならば、しのごを言わず、真摯に勉強を続け、実践を繰り返す。

その中で、“天才達が持っている感覚”を拝借。

論理的&体感的に理解し、自らの体や頭にインストールしていく。

これが、上達への近道であるように思うのですが、
あなたはどのようにお感じですか?

「頑張りましょう!」


■追伸1:

ご心配をおかけした風邪の方は、だいぶ良くなってきました。

あと、一息で完全復活の模様です。


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。


田中信弥


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■追伸2:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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