■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。


■全仏オープンからわずか2週間。

今年も“テニスの聖地”での闘いが始まります。

そう、ウインブルドンの開幕。


■今年は、話題がたくさんあります。

ナダル選手の2連覇なるか?

ジョコビッチ選手&マレー選手の初優勝はあるのか?

フェデラー選手の復活優勝はあるのか?

そして・・・・・

「錦織圭選手の上位進出はあるのか?」

+(これが、我々の最大の関心事かもしれませんね。)


■女子の方は、世界ランキングNO、1でありながら、
未だにグランドスラムタイトルなし。

全仏オープンも、期待されながら3回戦負けを喫したウォズ二アッキ選手。

今回のウインブルドンで、雪辱を狙います。


■常識的に考えると、

「プレースタイル的にウインブルドンは厳しいかな?」

このように感じますが、今までもそのような常識を覆し、
優勝した選手はいます。

代表的なのが、アンドレ・アガシ氏。

彼も、「取れる、取れる!」と言われながら、グランドスラムタイトルを
取れず、焦燥しきっていた中、ウインブルドンを制したのです。

ですから、ウォズニアッキ選手が“本物”であれば、
充分、チャンスはあると思います。


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■「さて、そのような中・・・・・」
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■クルム伊達公子選手が、1回戦を突破しました。

春のクレーコートシーズンでは苦戦を強いられ、

「年齢的に気持ちがダウンしてしまうのでないか?」

と心配しましたが、全く杞憂に終わりました。


■インタビューの中でも、「やれるところまではやる!」としっかりと断言。

この気持ちの強さが、春先の勝てない苦しみを越え、今回の勝利を呼び込んだ
のでしょう。

つまり・・・・・

負けが込む → やる気がなくなる → 練習に身が入らない 

→ 再び負ける → だからまたやる気がなくなる 

→ 今まで以上に練習に身が入らなくなる(もしくは、練習しなくなる。)

→ もっと負ける → 「私は、もう駄目だ!」(錯覚)→ 引退

という、ありがちなパターンには決してはまらない。


■そうではなくて、

負けが込む →「なぜ負けたのか?」を真剣に考える 

→ 原因を探し当て練習 → それでも負ける 

→ 負けた要素をさらに洗い出す → もっと、頑張って練習

→ 一筋の小さな光が見え、勝利をつかむ → やる気がみなぎる 

→ 勝利街道爆走!

このようなプロセスを、本能、経験則等を生かして、進んでいるからこその
勝利であるわけです。


■これは、出来そうで、なかなか出来ないことです。

そして、これこそが精神力の最たるものであり、

「勝てない時の苦しさに比べたら、今、試合中で起こっているピンチなど
取るに足らないこと!」

こんな風に心から思え、試合中のピンチを平然と乗り越えてしまうのです。


■とどのつまり、“不断の頑張り”が、全ての源であり、種も仕掛けもなく、
行った分だけの結果が出ているのが、プロテニスの世界、いえ世の中のどおり
と言えるのではないでしょうか?

そのような意味からすると、やはりクルム伊達公子選手というのは、

稀に見る努力家であり、世界最高のアスリーターであることは、
紛れもない事実ですね!」

是非、マネさせて頂きましょう。


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■「あなたのテニスを良くするための、ウインブルドンの注目点とは?」
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■「セカンドサービスです!」

これは、誰が何と言おうとセカンドサービスです。

もちろん、他の要素もたくさん複合的に絡んで勝利は決まります。

ですが、近代テニスのスピード化。

そして、私自身の芝でのプレーの経験も含めると・・・・・

「セカンドサービスが大きな鍵を握る!」

このように考えます。


■論的に背景を探ると・・・・・

近年は、誰もがファーストサービスを強化。

ポイント取得率を格段に上げています。

対抗するように、リターンの進化にも凄いものが。

特に、男子トップ4の選手を見ると、リターンミスが圧倒的に少ない。

裏を返せば、サービスが少しでも甘ければ、すぐに攻撃されてしまう。

こんな危険な世界になっています。


■ファーストサービスは強力。

リターンも進化。

この2つが、がっぷり組んで闘うとなると、やはりファーストサービスが有利に。

*(強力なファーストサービスを、いつもいつも叩けるわけではないからです。)


■すると必然的に、「狙いどころは、相手のセカンドサービスだな!」

このような図式になるのは、間違いのないところではないでしょうか?

そこで、あなたにはセカンドサ―ビスからのポイント取得率を、
ウインブルドンでは注目してもらいたいのです。


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■「特に1〜2回戦では・・・・・」
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■ウインブルドンの1〜2回戦。

ここでのトップ選手の戦い方を見て頂ければ、おわかりになるでしょう。

ファーストサービスが入っているときには、対戦相手もわりとサービスキ―プ
ができる。

しかし、ひとたびファーストサービスが入らなくなると、

「怒涛のごとく、攻撃される!」

こんな光景を目にすることでしょう。


■反対に、トップ選手のセカンドサ―ビスのポイント取得率も見てください。

これまた見事なまでに、

「セカンドサービスでも、たくさんのポイントを取っている!」

この事実に気が付きます。


■もちろん、

「それは、サービスを入れた後のストロークが良いからでしょう?」

こんな見方も出来るわけです。

しかし、そのような一面はありながらも、やはり始まりは
セカンドサービスのレベルが重要なのです。


■極端な例でお話すれば、わかりやすいでしょう。

*(あえて、してみます。)

「セカンドサービスでアンダーサービスを打ったら?

ナダルはその後のフォローを、あのスーパーストロークで出来るでしょうか?」

答えは・・・・・「NO!」のはずです。

そのため、見た目ではわかりづらくても、明らかに“セカンドサービスの質”
が、大きく勝敗に作用しているわけです。


■セカンドサービスでのポイント取得率の顕著な違いは、特に
試合の中盤から終盤にかけて多く見られます。

相手との間合いが取れ、試合がこなれてくると、本来の力が出やすくなるのが
試合だからです。

すると、トップ選手のセカンドサービスポイント取得率は上がり、
対戦相手の“それ”は、落ちていくのが一般的です。

是非、トップ選手の1〜2回戦。

そして、試合の中盤から終盤にかけての、トップ選手とそれ以外の選手の
セカンドサービス取得率の違いを見比べてください。


■追伸1:

逆から見れば・・・・・

トップ選手が、“番狂わせ”で負ける時のほとんどは、ファーストサービスの
確率が低く、それを補うセカンドサービスポイント取得率が著しく落ちたとき
です。

ですから、


「あなたもセカンドサービスは、絶対に鍛えておいてください!」


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。


田中信弥


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■追伸2:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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