テニス上達の近道!

〜元オリンピック強化スタッフ&元日本代表コーチの田中信弥が  テニスを通してあなたの人生が豊かになるお手伝いをさせて頂きます〜

2013年03月

■「ベテランテニスの限界から考える、選択と集中の美学とは?」パート1■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■地獄の断食から、何とか無事生還した私。

「ちょうど、ダイエットにいいや!」

と思い、3キロ減った体重計を喜んで見つめていたのもつかの間。

復活、約一週間で、元通りの体重になっていました。


■「やはり、一攫千金型のダイエットは駄目か!」

と、少々がっかりしながら、地道に食事に気をつける毎日です。

*(ちなみに体重は、61〜63キロ。

  理想体重を保っていますが、気を抜くとすぐに太るので、
  一日に何回も体重計に乗り、気を引き締めています。)


■来週は、簡易の人間ドッグを受診する予定。

「今年は、何事もなければ良いなぁ・・・」

と、今から願う毎日です。


■あなたも、お体に気をつけられ、これからもテニス道に精進して
くださればと願っております。


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■「力尽きたハース選手。一体、彼に何が起こったのか?」」
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■世界王者、ジョコビッチ選手をストレートで破り、その余勢を買い、
ビッグ大会であるソニーオープンでベスト4まで進出。

アメリカばかりか、世界中のテニスファンに大きな勇気を与え続けてきた
ドイツのベテラン選手、トミー・ハース選手が、ついに力尽きました。


■葬った相手は、世界ランキング5位。

“タフガイ”こと、スペインのダビド・フェレール選手でした。


■この試合。

ファーストセットは、ハース選手が6−4で選手。

「決勝進出か?」

との期待を寄せましたが、セカンド、ファイナルセットとも、2−6 3−6
で落とし、準決勝敗退が決まりました。


■それにしても、34歳でありながら、並み居る世界の強豪選手を破り続けた
ことは、それだけで大きな賞賛に値します。

そして、これからの活躍次第では、世界トップテンに返り咲く可能性も
出てきました。

もし達成すれば、当然、現役最年長での世界トップテン選手。

是非、実現し、我々にも大きな夢を感じさせてもらいたいものです。


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■「ただ・・・」
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■「体力的な問題は、ベテランがゆえについて回る!」

このように避けようのない問題にも直面しました。


■実は、前回に続き、トミー・ハース選手の素晴らしい部分を取り上げようと
考えていました。

ですが、ダビド・フェレール選手との試合を観ているうちに、

「予定変更だな。

年齢を重ねることで、自然発生的に表れる体力問題。

ここを、テニスと真剣に対峙されているウィークエンドプレーヤーの方と
一緒に考えるべきだ!」

と思いたち、急遽、お話の内容を変えることにしました。


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■「いみじくも・・・」
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■ダビド・フェレール選手が試合後に言ったように、

「ハース選手は疲れていました!」

それは、ファイナルセットに顕著に出たわけですが、
実際のところ、先取した第一セットでも見られました。


■ハース選手の5−2リード。

「第一セットは、楽に取るかな?」

と思った矢先に、失速。

最後は6−4で先取することにはなりますが、5−4まで追いつかれて
しまったのです。


■もちろん、追いつかれるなんてことは、どこの世界でも日常茶飯事。

ですからそれ自体が問題の本質ではありません。

追いつかれ方。

ここに、問題があったのです。


■それまでのハース選手と違い、ファーストサービスのフォルトの質が悪い。

言うなれば、フォルト数が多い&フォルトする位置に“バラつき”が出ている。

*(野球のピッチャーで言えば、大きく外れたボール球が増える感じです。)

イコール、「疲れているのでは?」という感じになったのです。


■結果、その見方は正しかったようです。

その後の2セットは、「強豪、フェレール選手だから!」という部分も
ありながら、勝ち上がってきた今までとは種の違うミスを犯し、敗退しました。


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■「もちろん・・・」
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■フェレール選手のタフネスさが引き寄せた結果であったことに、異論を挟む
余地はありません。

ただ、

「連戦の疲れが、ボディブローのように効いていた!」

この部分も見逃してはいけないと思います。


■加えて。

ジョコビッチ選手を破ったときは、気温の低いナイターの試合。

フェレール選手との準決勝は、暑い日中の試合。

この気温差も、少なからず勝敗に影響を与えていたようです。


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■「プロ選手の疲れは・・・」
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■「試合が出来ない!」ほどのものは多くはありません。

もっと、微妙で繊細な疲れ。

例えば・・・

・「絶好調時に比べ、ちょっとだけ、ベストの場所でボールを打てなかった!」

・「長りラリーをしているとき、絶好調時に比べ、ほんの少しだけ集中力が
  欠けていたようだ!」

・「なぜか、早くポイントを欲しがる自分がいた!」

・「頑張ってはいるが、絶好調時に感じるような燃えたぎるファイティング
  スピリットがなかった!」


■このように、本当に些細なところ。

見る人が見なければ、

「いつもと変わらないように見えますけど?」

と、話が終わってしまうようなところにあるのが、プロの疲れです。


■ただ、プロの世界は“それ”が命取り。

そのほんのちょっとの疲れが、勝負の明暗をわけてしまうのです。


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■「あなたは、疲れをすぐに回復させていますか?」
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■長くなってきましたので、本題は次回以降にお話しすることにします。

そこで今日の重要な言葉として、ソニーオープン女子シングルスで準優勝を
果した、マリア・シャラポア選手の貴重な話をお聞きください。

    ↓

■「疲労からの回復が、何より大切であることをここ数年で学びました。

試合が終わったら、次の試合に向け体力を素早く回復させる。

そして、次の試合が終わったら、再び早い回復に努める。

この繰り返しが出来れば出来るほど、試合に勝ち続けることができるのです。

回復の重要性を学んだ事が、今の結果に結びついているんだと思います。」

    ↑


■あなたは、疲労回復に何をされていますか?

お勧めのものがあれば、教えてくださればと思います。


■そして。

「疲労回復できなかったがゆえに、;試合に負けたことがある!」

このような苦い経験をお持ちであれば、これからジックリと回復の重要性を
学ばれると良いかもしれません。

新しい世界を感じることになると思いますから。


■追伸:

私も・・・

「現役時代に、もっと回復の重要性を学べば良かった!」

と、今になって後悔しています。


■いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「ベテラン大活躍から学ぶ、あなたより戦績の良い選手への対処法!」■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■前回。

地獄の断食話をシェアさせて頂いたら、

「田中さん、大丈夫ですか?」

と、思いほか、多くの方からご心配を頂きました。


■当の本人は、すでに回復。

ブログに書いたことさえ忘れかけていた時でしたので、

「あぁ、うれしいなぁ!

凄く心配してくださっているのが、痛いほど伝わってくる。」

と、心の底から“ジ〜ン”とした次第です。


■この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。

「ご心配くださり、本当にありがとうございました!」


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■「ハース選手が、ジョコビッチ選手等を破り、ベスト4に進出!」
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■さて。

現在、アメリカでソニーオープンが開催されていますが、その中で大変大きな
番狂わせが起こりました。

何と、世界NO、1。

今季、まだ一敗しかしていない王者、ジョコビッチ選手に土がついたです。


■つけたのは、ドイツの34歳ベテラン選手、トミー・ハース選手。

若い頃は、世界ランキング2位まで行ったつわものですが、
近年は、怪我のため、一進一退のランキングを繰り返していました。


■ところが、昨年の初夏あたりから完全復調。

あのフェデラー選手を決勝で破リ優勝した、ドイツの芝コートの大会もしかり、
1年近くに渡り、レベルの高いテニスをキープし続けているのです。


■そして今回。

その集大成とも言うべき勝利を、ジョコビッチ選手から挙げ、

「このまま行けば、34歳で世界トップテンに返り咲きでは?」

というところまでこぎつけています。

いかにイメージと事実が違うかについて。


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■「一体、どこが凄いのか?」
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■もちろん、元々世界NO、2なのですから、全てが凄いのですが、
ベテランになってからうま味をましたのが、配球。

特に片手バックハンドのスピンとスライスの使い分け。

*(スライス55%、スピン45%でした)

そして、コース変更の妙は「見事!」の一言でした。


■クロスへのスライス。

外へ切れていく、ダウンザラインへのスライス。

同じフォームからのドロップショット。

短い球は、スライスでのアプローチショットをクロス&ストレートへ配球。

バックハンドスライス一つとっても、王者ジョコビッチ選手のショット&体勢
を崩すのに、十二分な活躍を見せてくれたのです。


■もちろんスピンも、素晴らしかったです。

ダウンザラインへの、フラット系の片手バックハンド。

これが、ハース選手の“伝家の宝刀”であり、その切れ味とフォームの
きれいさは、フランスのガスケ選手と共に、世界中のお手本となっています。


■ただ今回は、それ以上にクロスコートへのスピンが素晴らしかった。

ジョコビッチ選手の両手打ちバックハンドに、全く負けることなくラリー。

最後、王者が根負け。

もしくは、ミスヒットを犯す場面も多々あったからです。


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■「まぁ、全てのショットが素晴らしかったため・・・」
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■書き出すと終わらなくなるので、今日はこの辺りで締めます。

今日の学びは、

「配球です!」

ここがハース選手から学ぶべきところであり、大きなチャンスが隠れている
部分でもあります。


■是非、あなた自身の配球を見直してみてください。

それだけでも、実力伯仲の相手であれば、勝率を上げることができますから。


■それでは、今日はこの辺りで失礼します。

まだまだ、ハース選手の話は続きます。

なにせ、今やベテランの星ですから。

学ぶべきことが、たくさんあるのです。

楽しみにしていてください。


■追伸:

ソニーオープンの会場。

ハース選手がジョコビッチ選手を破ったセンターコート。

私もプレーしたことが何度かあります。

最高のコートであり、最高の思い出の一つでもあります。


■でも・・・

「選手としてプレーできなかったのが、心の残りです!」


■いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「4日間の“わけあり”断食明けです!」(テニスとは無関係)■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■「地獄の苦しみとは、このことか!」

4日間。

ものが全く喉を通らないほどの、下痢&発熱を発症。

「食中毒かな?」

と疑ったが、嘔吐がなかったのでそこまでひどくはなさそう。


■ただ、トイレから離れられない。

一日中、仕事場と行ったり来たり。

胃の中に“キリキリ”とした痛みを抱え、

「直ったかな?」

と、一瞬落ち着いたのもつかの間、すぐにトイレに逆戻り。

こんなことを繰り返した4日間となりました。


■一番残念だったのが・・・

多くの方がブログを見てくださったているにも関わらず、
手も足も出すことができない自分がいたこと。

「早く治して書かなければ・・・」

とのプレッシャーを感じながらも書けない。

この現実には、自分自身、大きな失望を禁じ得ませんでした。


■ご心配をおかけしました。

もう大丈夫です。

これから、少しずつ、ペースを戻していきます。

今まで通りお読みくだされば、うれしく思います。


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■「イメージと事実の違いとは?」
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■まずは、テニスと全く関係の話から。

いかにイメージと事実が違うかについて。

そして、事実がわかったとしても、その事実に従えない我々人間の面白さに
ついて、お話しします。


■「この飛行機、落ちないよね?」

よく、私はこのように思いながら、搭乗します。

そして、シートにお尻を深々と入れ、ベルトをした瞬間には、祈るような
気持ちになってきます。


■飛行中。

気流や積乱雲の影響で、機体が大きく揺れた時などは、

「ナムサン!」

と、なぜな心の中でつぶやいたりもします。


■それほど、飛行機が怖いくせに、車となると違います。

私自身は運転しません。

が、人様の車に乗せて頂くことはあります。(含むタクシー)


■すると・・・

飛行機に乗る時のように、

「この車、事故らないよね?」

と、不安がることが少ないのです。

*(運転の荒い方がドライバーの場合は、その限りではありません。)


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■「ところが・・・」
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■このように、飛行機の方が事故する可能性を高く感じていますが、
事実は違います。

国際航空運送協会の広報部長であるI・グラード氏は言います。

「米国の車による1年間だけの死者だけでも、ライト兄弟が初飛行に成功して
以来の航空機事故死者数より多い!」

*(その時に使った車による死者数は、41、967人でした。)


■ちなみに、日本はというと、米国と同時期の数値を使えば、10、805人
の人が車で亡くなりました。

*(もちろん、搭乗時間、乗車時間等、たくさんのファクターを勘案すると、
  いろいろと数字は違ってきます。

  が、ここではそこまで深入りはしません。

  あくまでも、イメージと事実の違いを注視‪してくだされば良いからです)


■この圧倒的な差。

なのに、なぜか多くの方が、危ない車の方に安心感を覚え、
安全性の高い飛行機に危うさを感じてしまう。

まさに、人間とは摩訶不思議な動物です。


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■「このカラクリは・・・」
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■「人間、自らでコントロールできることに、より安心感を覚える!」

こんな面白い特性があるからです。


■飛行機は、自らで操縦できない = 危険

車は自らで運転している = 安全

こんな図式が、無意識の中に住み込んでいる。

だからこそ、統計的数字を持ってこられても、なかなか感情的には
納得いかない部分が出てくるのです。


■もうひとつ。

アメリカでの話です。

ご承知の通り、アメリカは銃社会。

子を持つ親は、銃の危険から我が子を守ろうとします。


■そこで、よそのお宅にお邪魔する場合、

「あのお宅は、銃所有者ではないかしら?」

ここを気にするのです。


■ただ。

これも、事実は違います。

大事なお子さんが、他のお宅にお邪魔して死亡する一番の原因は、

「プールにおける水の事故なのです!」


■そのため本当は、

「あのお宅に、プールはなかったかしら?」

これが事実的に見れば、大切なお子さんを守る発言になるべきです。


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■「ただ、ここまでわかったとしても・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■おっと。

例のごとく、長くなって参りました。

この続きは、次回以降とさせていただきます。


■長年、私にお付き合いくださっているあなたには、取り立てて言うほどの
ことでもないかもしれませんが、

「もちろん、一見、何もテニスに関係なさそうなこの話。

先に進めば、もの凄く重要であることは、言うまでもありません!」

そのため、この先も楽しみにお待ちくださればと思います。


■いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?」パート2■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■今日は、

「テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?」パート2

こちらをお届けします。


■ですが、その前に素晴らしいご報告をお聞きください。

「ナダル選手が、復帰後、ハードコートで初優勝しました!」

本当におめでとうございます。

そして、驚異的なプレーを見れ、大変に刺激を受けました。

私は、フェデラー戦、ベルディヒ戦、デルポトロ戦と見たのですが、

「休養前より、強くなっている感さえある!」

このように思いました。


■明らかに良くなっているのは、サービス。

復帰後の打ち方は、少しフェデラー選手に似てきています。

*(どこが似ているのか、またの機会にお話しします。)

結果、ノータッチエースのサービスエースが増えている。

これは、誰が見てもわかる変化でした。


■加えて、セカンドサービスの威力。

こちらも、全てのポイントとまでは言わないまでも、
全体的に見ればものすごく上がっています。

特にスピード。

私が見てきたナダル選手の中では、一番速いセカンドサービスを
打っているように見えました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「準備はできている!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ナダル選手は、どの試合の前にもこのように言い続けていました。

「本当にもの凄い準備を、休んでいる間にしてきたんだ!」

今回の結果から見ても、このことが容易に推測でき、
今は本当に頭の下がる思いで一杯です。

*(私自身、手術や入院で、戦線離脱を余儀なくされたことが何度か 
  あります。

  ですが、「準備はできている!」と宣言できるほどの準備は出来なかった
  精神的な甘さを思い出します。)


■最新の世界ランキングも、フェレール選手を抜いて4位に浮上。

これも、7ヵ月間プレーしていないことを考えると、異様とさえ思える
凄さです。

*(フェレール選手は、2012年、年間最多勝を挙げており、
  一年間、最も安定した戦績を残しています。

  その選手のランキングを、実働5ヵ月で抜き去るなんて・・・)


■とにもかくにも、なんともはや、と言うべきか、アメージングな実力を
見せつけてくれた一週間となったのが、今回の優勝です。

これからは得意のクレーコートシーズン。

膝の具合がこのまま調子よければ、全仏オープンも含め、またまた
信じられない戦績を残しそうな予感。

これからも注目すると共に、強さの秘密をさらに分析し、
あなたにお伝えできればと考えております。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「お待たせしました、本題です。

『テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?』のパート2です。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■前回。

テニスの上達法であろうと、他のものであろうと、

「世の中で、一つだけ完璧なやり方は存在しない!」

このように申し上げました。


■加えて・・・

「みんなどこか一極的であり、限定的であり、同居しなければ
ならないところを持っている!」

こんな風にもお伝えしました。


■そこで今日は、お約束通り、その結論に至るまでの背景を、
面白事例&私の経験談等でお話します。

このお話が、あなたのテニス上達に役立つことを心から願っております。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「著名な本で・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「コーチやDVDで教えられたことを意識して練習するのは、
いけないことだと知りました。

考えながら打つと、体が“ギクシャク”してしまい、
上手く打つことができないんですよね?

無意識の世界に任せておいて、ボールを打った方が良い結果が
出るそうです。」

この世界に近いものを描いたものがあります。


■その著名な本は、私も大好きな本の一つ。

確か数十年前から、世に出ているものです。


■さて、ここであなたに問題です。

*(気軽にお答えください。大切な視点は、答えの中にはありませんから。)


■それほど良い本であり、長年、重版されているのに・・・

・「未だ、その教え方に全世界のテニスの教え方が統一されないのは、
  なぜでしょう?」

・「その著名な本に書かれていることだけを愚直に行い、私はプロになった!」
  という方が、なぜ全世界中にたくさん出てこないのでしょう?

・「その著名な本を読んだことで、私のフォームは劇的に進化した!」
  というウィークエンドプレーヤーの方が、なぜ大きな声で名乗りを
  あげないのでしょう?


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「別の例で、考えてみましょう!」

(あくまでも、リラックスしてお答えください)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■世界トップ選手を育てた、名コーチと言われる方々。

彼等は、なぜ、その後もずっと世界トップ選手を輩出することができないの
でしょう?

*(有名テニスアカデミーのように、才能が勝手に押しかけてくる場所は
  除きます。

  純粋に、コーチング能力だけで育てることを前提とした質問です。)


■世界トップ選手をめざし、幼少から多くの時間をかけ、テニスを学んだ方。

大人になってからテニスを始め、週に1〜2回しかテニスができない方。

この2人の選手がいたとき、なぜ同じ学び方で良いのでしょう?

そこには、英語と同じように、“クリティカルエイジ”の問題は存在しない
のでしょうか?

*(ご承知の通り、子供と大人の英語の学び方は、脳的に全く違うことが
  わかっています。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「さらに・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■右脳教育(ソクラテスメソッド)中心に学んだ方と、左脳教育中心で学んだ
方が、一つの同じ学び方で違和感をおぼえないでしょうか?


■一方で、「動物を殺してはいけない!」と叫びながらも、

動物を食べなければ生きていけない我々の現実を、

どのように捉えたら正解なのでしょう?


■「私はベジタリアンなので、動物を食べたりしません!」と言い張る方が

出てきた場合、「じゃぁ、野菜は生き物ではないの?」という素朴な質問を

投げかけることは、いけないことでしょうか?


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「ですから答えは・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「みんなどこか一極的であり、限定的であり、同居しなければ
ならないところを持っている。

そのため、世の中、一つだけ完璧なやり方は存在しない!」

このようになり、その意味からすると・・・

『テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?』という問い自体が、

必要ないもの、となります。


■サッカードイツ代表メンタルトレーナーの、
ハンス・ディーター・ハーマン氏は言います。

「選手には2通のタイプがいる。

直感的なタイプと、論理的なタイプだ。

タイプが違うのだから、それぞれにあった対処が必要なのは言うまでもない!」


■彼が言うように、全てをひとくくりにはできない。

それが、全てであり現実です。

であるならば・・・

「自分軸をしっかりと持ちながら、他者の考えを全て排他はせず、
取り入れるべきところは取り入れ、『今は必要ない』ものは、
心のタンスにしまっておく。」

こんなバランス能力を身につけることが、我々の行うべきこととなります。


■言い代えれば、

「答えは、常にあなたが持っている!」

そう、あなたが全ての権限を持っている。

あなたが、どのように考えても自由。

あなたが、どのように物事を捉えるか? で、
簡単に結果を変えることもできるのです。


■これは、素晴らしい現実であり、怖い事実でもあります。

選択を間違えると、大変な目に合うこともあるからです。

そのため・・・

常に勉強し続けることが必要になるわけですね。


■あなたは、どのような答えを出されましたか?


■いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。


田中信弥


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?」パート2■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■今日は、

「テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?」パート2

こちらをお届けします。


■ですが、その前に素晴らしいご報告をお聞きください。

「ナダル選手が、復帰後、ハードコートで初優勝しました!」

本当におめでとうございます。

そして、驚異的なプレーを見れ、大変に刺激を受けました。

私は、フェデラー戦、ベルディヒ戦、デルポトロ戦と見たのですが、

「休養前より、強くなっている感さえある!」

このように思いました。


■明らかに良くなっているのは、サービス。

復帰後の打ち方は、少しフェデラー選手に似てきています。

*(どこが似ているのか、またの機会にお話しします。)

結果、ノータッチエースのサービスエースが増えている。

これは、誰が見てもわかる変化でした。


■加えて、セカンドサービスの威力。

こちらも、全てのポイントとまでは言わないまでも、
全体的に見ればものすごく上がっています。

特にスピード。

私が見てきたナダル選手の中では、一番速いセカンドサービスを
打っているように見えました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「準備はできている!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ナダル選手は、どの試合の前にもこのように言い続けていました。

「本当にもの凄い準備を、休んでいる間にしてきたんだ!」

今回の結果から見ても、このことが容易に推測でき、
今は本当に頭の下がる思いで一杯です。

*(私自身、手術や入院で、戦線離脱を余儀なくされたことが何度か 
  あります。

  ですが、「準備はできている!」と宣言できるほどの準備は出来なかった
  精神的な甘さを思い出します。)


■最新の世界ランキングも、フェレール選手を抜いて4位に浮上。

これも、7ヵ月間プレーしていないことを考えると、異様とさえ思える
凄さです。

*(フェレール選手は、2012年、年間最多勝を挙げており、
  一年間、最も安定した戦績を残しています。

  その選手のランキングを、実働5ヵ月で抜き去るなんて・・・)


■とにもかくにも、なんともはや、と言うべきか、アメージングな実力を
見せつけてくれた一週間となったのが、今回の優勝です。

これからは得意のクレーコートシーズン。

膝の具合がこのまま調子よければ、全仏オープンも含め、またまた
信じられない戦績を残しそうな予感。

これからも注目すると共に、強さの秘密をさらに分析し、
あなたにお伝えできればと考えております。


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■「お待たせしました、本題です。

『テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?』のパート2です。」
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■前回。

テニスの上達法であろうと、他のものであろうと、

「世の中で、一つだけ完璧なやり方は存在しない!」

このように申し上げました。


■加えて・・・

「みんなどこか一極的であり、限定的であり、同居しなければ
ならないところを持っている!」

こんな風にもお伝えしました。


■そこで今日は、お約束通り、その結論に至るまでの背景を、
面白事例&私の経験談等でお話します。

このお話が、あなたのテニス上達に役立つことを心から願っております。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「著名な本で・・・」
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■「コーチやDVDで教えられたことを意識して練習するのは、
いけないことだと知りました。

考えながら打つと、体が“ギクシャク”してしまい、
上手く打つことができないんですよね?

無意識の世界に任せておいて、ボールを打った方が良い結果が
出るそうです。」

この世界に近いものを描いたものがあります。


■その著名な本は、私も大好きな本の一つ。

確か数十年前から、世に出ているものです。


■さて、ここであなたに問題です。

*(気軽にお答えください。大切な視点は、答えの中にはありませんから。)


■それほど良い本であり、長年、重版されているのに・・・

・「未だ、その教え方に全世界のテニスの教え方が統一されないのは、
  なぜでしょう?」

・「その著名な本に書かれていることだけを愚直に行い、私はプロになった!」
  という方が、なぜ全世界中にたくさん出てこないのでしょう?

・「その著名な本を読んだことで、私のフォームは劇的に進化した!」
  というウィークエンドプレーヤーの方が、なぜ大きな声で名乗りを
  あげないのでしょう?


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■「別の例で、考えてみましょう!」

(あくまでも、リラックスしてお答えください)
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■世界トップ選手を育てた、名コーチと言われる方々。

彼等は、なぜ、その後もずっと世界トップ選手を輩出することができないの
でしょう?

*(有名テニスアカデミーのように、才能が勝手に押しかけてくる場所は
  除きます。

  純粋に、コーチング能力だけで育てることを前提とした質問です。)


■世界トップ選手をめざし、幼少から多くの時間をかけ、テニスを学んだ方。

大人になってからテニスを始め、週に1〜2回しかテニスができない方。

この2人の選手がいたとき、なぜ同じ学び方で良いのでしょう?

そこには、英語と同じように、“クリティカルエイジ”の問題は存在しない
のでしょうか?

*(ご承知の通り、子供と大人の英語の学び方は、脳的に全く違うことが
  わかっています。)


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■「さらに・・・」
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■右脳教育(ソクラテスメソッド)中心に学んだ方と、左脳教育中心で学んだ
方が、一つの同じ学び方で違和感をおぼえないでしょうか?


■一方で、「動物を殺してはいけない!」と叫びながらも、

動物を食べなければ生きていけない我々の現実を、

どのように捉えたら正解なのでしょう?


■「私はベジタリアンなので、動物を食べたりしません!」と言い張る方が

出てきた場合、「じゃぁ、野菜は生き物ではないの?」という素朴な質問を

投げかけることは、いけないことでしょうか?


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■「ですから答えは・・・」
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■「みんなどこか一極的であり、限定的であり、同居しなければ
ならないところを持っている。

そのため、世の中、一つだけ完璧なやり方は存在しない!」

このようになり、その意味からすると・・・

『テニスの上達法は、一体、どれが正しいのか?』という問い自体が、

必要ないもの、となります。


■サッカードイツ代表メンタルトレーナーの、
ハンス・ディーター・ハーマン氏は言います。

「選手には2通のタイプがいる。

直感的なタイプと、論理的なタイプだ。

タイプが違うのだから、それぞれにあった対処が必要なのは言うまでもない!」


■彼が言うように、全てをひとくくりにはできない。

それが、全てであり現実です。

であるならば・・・

「自分軸をしっかりと持ちながら、他者の考えを全て排他はせず、
取り入れるべきところは取り入れ、『今は必要ない』ものは、
心のタンスにしまっておく。」

こんなバランス能力を身につけることが、我々の行うべきこととなります。


■言い代えれば、

「答えは、常にあなたが持っている!」

そう、あなたが全ての権限を持っている。

あなたが、どのように考えても自由。

あなたが、どのように物事を捉えるか? で、
簡単に結果を変えることもできるのです。


■これは、素晴らしい現実であり、怖い事実でもあります。

選択を間違えると、大変な目に合うこともあるからです。

そのため・・・

常に勉強し続けることが必要になるわけですね。


■あなたは、どのような答えを出されましたか?


■いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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About us
田中信弥画像

日本のトップジュニアとして活躍後、法政大学在学中にプロ選手を連破し、プロに転向。 その後、全日本選手権ベスト4、全日本ローンコート選手権ベスト4、関東オープン準優勝、 神奈川オープン、東北オープン優勝等を収める。日本プロランキング7位。

委嘱状

現役引退後は、伊達公子氏のアメリカ遠征に2年連続同行し、 ナショナルコーチ及びオリンピック強化スタッフを歴任。 男女日本代表選手の指導、ジュニア日本代表の育成に従事し、 (財)日本テニス協会強化副委員長も務めました。 更には、日本体育協会テニス上級コーチも取得。

プロサッカーチーム、鹿島アントラーズとの提携ではじめた 「鹿島アントラーズテニスクリニック」では、月2回、たった90分のクリニックで、 進学校生を地元史上初めてインターハイに出場させる。 地元では「オリンピック選手を輩出したに等しい」との評価を受け、 その模様は雑誌「T・テニス」にて3回にわたり掲載されました。

又、年間200回に及ぶオンコートテニスセミナーを全国で開催し、 「脳の仕組み」、「体の仕組み」を利用した最短時間上達法 「瞬間直し(R)」 を伝授。

その指導法は、NHK中国地方版ニュース、NHK鳥取地方版ニュースにて 「田中信弥の指導法」としても紹介されました。 その他、NHK全国版技術特集、TV東京「おはスタ!」、東海TV等々に多数出演。 雑誌「T・テニス」においては、「ファイルレッスン(カラー16ページ:読者ランキング1位)および 「基本の強化書(カラー6ページ)」を大好評連載しました。

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