テニス上達の近道!

〜元オリンピック強化スタッフ&元日本代表コーチの田中信弥が  テニスを通してあなたの人生が豊かになるお手伝いをさせて頂きます〜

2012年11月

■「あなたのテニス上達に欠かせない、“心頭滅却すれば火もまた涼し”とは?」■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、心から感謝しております。


■世界男子テニスの最終戦。

マスターズ選手権が終了しました。

優勝は、ジョコビッチ選手。

準優勝はフェデラー選手。

ベスト4にマレー選手とデルポトロ選手というように、4人全員がグランド
スラムのタイトルホルダーという、豪華な戦いとなりました。


■もちろん、フェレール選手、ベルディヒ選手、ツォンガ選手、
ティプサルビッチ選手も健闘しましたが、やはり“トップ4”の総排気量は
ちょっと違う。

「F1カーとF2カーで競争している感じ!」

どうしても、これくらいの差が見て取れてしまいます。

*(というか、“トップ4”が超人的にも見えます。)


■そのため“トップ4”の戦いは、マレー選手がコメントしたように、

「わずか、1ゲームほどの差もない中での戦い!」

この形容が見事に当てはまるほどの厳しさ。


■ただ、私はもう一歩進んで、このようにお伝えしたいです。

「最後の1本まで、結果がわからない世界の到来!」


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■「最近のマレー選手は・・・・・」
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■2大会連続で、マッチポイントを取った所から負けています。

一つは、ジョコビッチ選手との上海での決勝。

ファーストセットアップ、セカンドセットで5本のマッチポイントが取れずに
敗退。

続いて、パリで開かれた大会。

前回ご紹介したヤノビッチ選手に対しても、、同様な流れで敗れました。


■そして、近年有名になった、ジョコビッチ選手のマッチポイントを掴まれて
からの大逆転劇の多さ。

*(全米オープンで、フェデラー選手相手に2年連続で大逆転劇を達成した
  時は、世界中の手テニスファンが驚きを禁じ得ませんでした。)

これらを統合して考えると、

「最後の1本まで、結果がわからない世界の到来!」

このような厳しい結論が導き出されるわけです。


■言うなれば、現在の“トップ4”の世界は、

「マッチポイントも、セットポイントもない世界!」

そこまでの過程はありながらも、単純に最後の一本。

最後の一本を取った方が勝つ。

当たり前ですが、この論理が色濃く出始めています。


*(マスターズの決戦もそうでした。

フェデラー選手はファーストセットを取る寸前までいきました。

セカンドセットもセットポイント2本。(しかも、自分のサービス)

これが取れないで、逆転負けを喫しました。)


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■「昔はもっと穏やかな“流れ”が多かった!」
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・「あっ、今は○○選手の方に流れが行っている。」

・「おっ、これで▲▲選手が勝つな!」

なんて感じで、発展途上のテニスフリークの方であっても、先行きを感じる
ことのできる試合があったのです。


■ところが今や、毎回が激流の川下り。

・「マッチポイントを掴んだ。まだまだこれから何が起こるかわからない!」

ゴール間近であっても、先行き不透明。

言うなれば、ボートが岸についたのを確認したところで、

「助かったんだぁ!」(「勝ったんだぁ!」)と、やっと安堵を感じられる。

こんな厳しいゲームを強いられているわけです。


■もちろん、川下りを始めた瞬間から激流。

そう、岸につく直前だけに激流があるのではなく、スタート地点から激流。

そのため、少しでも気を抜いた運転をしようものなら、数百年もの間、
水の中にされされながらも、ビクともしなかった巨大岩に激突。

「船が“木端微塵”に!」

こんな憂き目にあうことも必至です。

*(試合の流れを一気に持っていかれ、挽回不可能の世界に引きずり込まれる。)


■そのため、最近私も・・・・

「“トップ4”の戦いに、戦前予想は必要ない!

最後の最後まで試合を見続けなければ、誰も結果を当てることなど
できないから。」

こんな感覚に変わってきました。


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■「“トップ4”の感覚を、あなたのテニスに当てはめると・・・・・」
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■以前から私は、

「流れは3ポイント連続で取ると変わる!」

このように言い続けてきました。


■ですが、“トップ4”の世界は違います。

「流れが、たった1ポイントで変わる!」

マッチポイント、セットポイント、ゲームポイント。

そこに至るまでの全てのポイント。

それら全てが最後の一ポイントのような意味を持ち、常に崖っぷちで戦う
棋士のような様相。

見方を変えれば、「スリリングの連続!」、「流れが見えない!」のです。


■そこで、あなたにご提案。

心情だけでも良いので、

あなたもスリリングな激流の川下りを楽しんでください。


■もし激流の川下りが“ピン”と来ない場合は、

「高さ50mもある渓谷の上で、手すりなしの架け橋を渡り歩いている!」

こんなイメージでも良いでしょう。


■とにもかくにも、初めから終わりまで気を抜かない。

今までに比べ、トップエネルギーを保持する時間が長い。

そんな精神状態をキープしながら、試合を行って頂きたいのです。


■すると・・・・・

「1ポイントの重みが、今までと全く違う!」

こんな精神的変化を感じるようになるはずです。


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■「その先には・・・・・」
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■あなたの精神世界に革命が起こり、今までよりポイント取得率が高くなる。

諦めなくなり、いつからでも挽回可能な強靭な気持ちを持てるようになる。

一番大きな変化は、テクニックを進化させたわけではないのに
好結果を生みだす。

こんな善環境が待っています。


■日本人的に言うと、

「心頭を滅却すれば火もまた涼し!」

つまり、心の持ち方ひとつで、いかなる苦痛も苦痛とは感じなくなる。

置かれた状況を嘆かず、心を強く持つことでピンチをしのげるようになる。

*(火さえも涼しく感じられるようになる。)

こんな教えが合致するかもしれません。


■“トップ4”は、間違いなくこの境地にいます。

我々も、少しでも近づこうではありませんか!


■いつも最後までお読みくださり、まことにありがとうございます。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「世界のテニスが変わります!」&「印税の件です!」■

■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、心から感謝しております。


■ブログの間隔が、少し開きすぎてしまいました。

その間に、世界のテニスには新たな流れが出てきたようで・・・・・

・フェデラー選手の王座陥落

・マレー選手のマッチポイント掴みからの連続敗戦

・ナダル選手のケガによる長期離脱

・ジョコビッチ選手の安定感

・“怒り”のプレーヤー、ヤノビッチ選手の台頭

この秋。

こんなニュースが流れてきました。


■もちろん、これらのニュースは一過性のもの。

過去にもたくさん同じような流れが起こっており、時間の経過と共に
落ち着きを取り戻すこともしばしば。

つまり、波乱に満ちた時間が過ぎれば、実力者が元のさやに納まる。

こんな現実が多いことは否めません。


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■「“本物”がとうとう出現!」
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■そんな中。

想定外の大きさを持った選手が、パリのコートに華やかにデビュー。

その名は、ジェリー・ヤノビッチ選手。

*(愛称、J・J。

  先ほど、“怒り”のプレーヤーとして紹介させて頂いた選手です。)


■“怒り”のと書いたのには、わけがあります。

・目つきが、普通以上に鋭い。

・ショットを決め、コーチを見る時の目が“がん”をつけているよう。

*(時間も長い上、何かを訴えかけているようにも見える。)

・ミスした時のアクションがオーバーで、エネルギーのやり場に困っている
 感さえある。

*(「余計な動きが多く、疲れてしまうのでは?」

  と、見ているこちらが心配になる)

・ベンチでの座り方が、往年の名選手、ジミー・コナーズ氏のように横柄。
 
*(片足首を、もう一方の足の膝上に乗せる偉そうに見える座り方です)


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■「少し回顧して書き出すだけで・・・・・」
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■これくらい“スラスラ”と出てくるほど印象深い選手であり、

「あまりにも怒りが強すぎる選手。試合中に“キレ”るタイプでは?」

と心配したのですが、これがなかなかどうしてキレない。

コーチ、トレーナーと、メンタル強化、フィジカル強化に努めた自信か、
ピンチになっても動揺しない一面があることも強みとなっています。


■その証拠に・・・・・

マレー選手にも、マッチポイントをつかまれてから逆転勝ち。

ティプサルビッチ選手にも逆転勝ち。

シモン選手に至っては、ブレークされる気配さえ感じさせずにストレート勝ち。

世界トップ20内の選手を“メッタ切り”しての決勝進出。

“芯”の強さを発揮しています。


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■「年齢21歳。世界ランキング69位。」
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■これは、2012年11月4日現在のランキングであり、
今週、大きな大会で決勝に進出したため、来週発表の世界ランキングでは、
大幅アップ間違いなしです。


■そして、世界を変える注目のプレースタイルは・・・・・

・ファーストサービスは、普通に230キロ付近。(しかも、確率は7割近辺)

・セカンドサービスも、普通に180キロ超。(勝負に出る時は、200キロ超)

・フォアハンドウィナーのスピードが、普通に150キロを超える。

*(世界トップ選手が良い当たりをしたときに超える数字を、通常で出します。)

・ドロップショットを、一つのエースショットとして使うため、今までの常識では
 考えにくいほどの本数を放つ。

*(タッチ感覚が優れている上に、しっかりとしたスイングの中で打つので、
  ネット際に落ちるものばかり。)

・昔からケンかばかりしていたせいか、トップ選手にも動じない強靭なメンタル。

とにもかくにも、全てが規格外のスケールとなります。


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■「特筆すべきはフォアハンド!」
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■完全に今までの時代の打ち方を、凌駕しています。

股関節と肩甲骨しか使わず打っているような感があり、
腕とラケットが一本の棒のように使われるのが特徴的です。

*(腕がしなるとか、ラケットダウンをするというような動きが、 
  全くないほどの最新型の打ち方です。)


■そのため試合は、エース、エース、エースの連発。

マレー選手であろうが、ティプサルビッチ選手であろうが、
シモン選手であろうが、お構いなし。

コートのどこからでもエースを繰り出し、超一流のフットワークを奏でる
世界トップ選手がボールを一歩も追えない姿。

この状況が、何度もTV画面に写し出される様は、
まさに圧巻としか言いようがありません。

*(シモン選手との戦いでは、彼の4倍のエース数を叩き込みました。)


■デルポトロ選手が出現したときも、「世界のテニスを変える!」という
予感が走り、今現在も変えている最中ですが、

「その間に、すでに次世代のテニスが生れた!」

このように言って差し支えないのではないか?

それほどの衝撃を受けています。


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■「もちろん、彼が世界NO、1になるかは未知数です。」
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■ただ、世界のテニスの基準が変わったことだけは間違いありません。

打ち方のさらなる進化。

平均スピードの上昇。

これだけは逆らえない流れとなり、濁流のように既存勢力を飲み込んでいく
ことになるでしょう。


■その先駆者的存在、ジェリー・ヤノビッチ選手。

百聞は一見にしかずです。

まずは、一度見て頂ければと思います。

*(11月04日が、フェレール選手との決勝となります。)


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■「話は変わりますが・・・・・」
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■「185,328円を、被災地におくらせて頂きました!」

これは出版社様から振り込まれた、著書「テニスは頭脳が9割」の印税であり、
今後しばらくも、毎月のように頂けることが決定しているものです。

*(あなたには、一角ならぬご理解をいただき、心から感謝しております。

  これからも、『日本を良くする活動を、テニスを通して行いたい!」と
  考えております。

  今後も歩を同じに進めて頂ければ、これほど心強いことはありません。)


■ただ、心配事がひとつ。

それは、何かと話題になる被災地の現状。

お金の使われ方。

放射線量の隠ぺい問題等。

まだまだ解決しなければならない問題があるわけですが、
その中でも特に心を痛めているのが・・・・・・

「子供たちの喉に、“しこり”ができたこと!」


■もちろん、全ての子供に“しこり”ができたわけではありません。

そして検査でも、「今の所、何の問題も起こらない。」と言われているそうです。

でも、将来はどうなのでしょう?

誰にもわかりませんが、不安を完全に一掃することは難しい。


■しかも、もともと喉には何もなかったはず。

それが急に“しこり”が出来た。

この事実だけで、子供たちの心は、相当に傷ついていると想像します。

その辺りのケアも、慎重に行ってもらいたいと、切に願うばかりです。


■これからも、「私が出来ることは力の限り行っていく!」所存ですが、

「日本の未来を背負って立つ子供達には、“幸多い”人生を過ごしてもらいたい!」

このように、真剣に考える今日この頃です。


■いつも最後までお読みくださり、まことにありがとうございます。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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About us
田中信弥画像

日本のトップジュニアとして活躍後、法政大学在学中にプロ選手を連破し、プロに転向。 その後、全日本選手権ベスト4、全日本ローンコート選手権ベスト4、関東オープン準優勝、 神奈川オープン、東北オープン優勝等を収める。日本プロランキング7位。

委嘱状

現役引退後は、伊達公子氏のアメリカ遠征に2年連続同行し、 ナショナルコーチ及びオリンピック強化スタッフを歴任。 男女日本代表選手の指導、ジュニア日本代表の育成に従事し、 (財)日本テニス協会強化副委員長も務めました。 更には、日本体育協会テニス上級コーチも取得。

プロサッカーチーム、鹿島アントラーズとの提携ではじめた 「鹿島アントラーズテニスクリニック」では、月2回、たった90分のクリニックで、 進学校生を地元史上初めてインターハイに出場させる。 地元では「オリンピック選手を輩出したに等しい」との評価を受け、 その模様は雑誌「T・テニス」にて3回にわたり掲載されました。

又、年間200回に及ぶオンコートテニスセミナーを全国で開催し、 「脳の仕組み」、「体の仕組み」を利用した最短時間上達法 「瞬間直し(R)」 を伝授。

その指導法は、NHK中国地方版ニュース、NHK鳥取地方版ニュースにて 「田中信弥の指導法」としても紹介されました。 その他、NHK全国版技術特集、TV東京「おはスタ!」、東海TV等々に多数出演。 雑誌「T・テニス」においては、「ファイルレッスン(カラー16ページ:読者ランキング1位)および 「基本の強化書(カラー6ページ)」を大好評連載しました。

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