テニス上達の近道!

〜元オリンピック強化スタッフ&元日本代表コーチの田中信弥が  テニスを通してあなたの人生が豊かになるお手伝いをさせて頂きます〜

2011年01月

■「全豪オープン、第14目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

全豪オープン、とうとう終了しました。

グランドスラムは2週間あるせいか、選手への馴染みも深くなります。

そのため、始まりは“ワクワク”、終わりは“しんみり”といった感じ。

今は、“ボォ〜”と力が抜けてしまった感じです。


■しかし、ジョコビッチ選手は強かった。

心の奥底では、

「フェデラー選手にグランドスラムで連勝。サービスの課題解消。ストローク力の更なる強化。

この3つに成功したジョコビッチ選手が有利かな?」

このように考えていました。

ですが今回の結果は、「まさに完勝!」

驚くべき成長を実現しました。


■ジョコビッチ選手本人も言う通り、ファーストセットの第10ゲームが一つのポイントになりました。

サービスキープをお互い続ける中、4−5でマレー選手のサービスゲーム。

この1ポイント目でダブルフォルト。

「まずい、雰囲気だなぁ!」と感じた瞬間、一気にブレークされセットを落としてしまいました。


■緊迫した状態で進めば、マレー選手の粘りにジョコビッチ選手がしびれを切らすこともあったかもしれません。

ですが、今のジョコビッチ選手に“余裕”を感じさせたらおしまい。

その後の2セットは、一気に突き放されました。


■これで、マレー選手はグランドスラム決勝で3連敗。

決勝になるとサービスの率が落ち、普段のプレ―から比べると少し質が落ちます。

その証拠に、グランドスラム以外でのトップ選手との対戦戦績は素晴らしく、
ジョコビッチ選手にも、このところ3連勝中でした。

まぁ、こんなことは私が言わなくても、ご本人とチームが解決に乗り出すでしょうから、今後の成長に期待です。


■さて、今後の注目点。

「ジョコビッチ選手はNO、1になるか?」ですが、私の推測では、「なる!」ということになります。

潜在能力の高さ。

そして、20歳でグランドスラムを制し、その後も世界3位をキープしている安定度。

さらには、一番大切な成長度。

これらを見ると、世界NO、1になる可能性は高いと見ています。

もちろんそこには、現在の世界NO、1、2である2人のスーパーチャンピオン、ナダル選手とフェデラー選手を
抜くことが条件として挙げられるわけですが、彼らの年齢、プレースタイルを考えても、近い将来、立ち場は逆転するのではないでしょうか?


■さて、全豪オープンにおいては最後となります、あなたのテ二スに役立つポイントです。

「諦めない心!」

先ほども少し触れましたが、ジョコビッチ選手は4年間も世界NO、3に甘んじていました。

歴史を振り返ると、世界NO,3からはどうしても抜け出せず、最後はランキングを落していく選手もたくさんいます。


■その背景には、色々な要素があるわけですが、一番大きなものとしては、

「俺は、やはり世界NO、1になれないのではないだろうか?」

この疑いの気持ちが、どこかに浮かんでくることだと見ています。

これは、長年頑張って、世界NO、1奪取を目指してきたが、いつも跳ね返される。

その繰り返しを経験していくうちに、だんだんと「無理ではないか?」と思い始め、
その思いが現実に反映されてしまうのです。


■もちろん、他にも要因はあるでしょう。

しかし、脳のメカニズムからみても、この見解は当たらずとも遠からず。

その意味においても、ジョコビッチ選手の類いまれな諦めない心というのは、
我々が最も持たなければならないものとなります。


■あなたにおかれましては、諦める事などないと信じております。

しかし、念には念を入れるという意味でも、今一度、ジョコビッチ選手から刺激を受けるということも
無駄にはならないのではないでしょうか?


■追伸:

これで、全豪オープン特集としてのブログは終了となります。

しかし、これからもあなたのテ二スが、少しでも早く上達するような情報をお届けしていく所存です。

これからも、お暇を見つけてご覧くださればと願っております。

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。心から感謝しております。


田中信弥

■「全豪オープン、第13日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

全豪オープンの女子シングルスは、クライステルス選手が初優勝しました。

相手のリ―・ナ選手は、アジア人初のシングルスグランドスラム優勝に後1歩届かなかった形です。


■この試合の私が見るポイントは、勝敗だけではありませんでした。

いつもの一つの見方なのですが、「女子選手のテニスの男子化は、どれくらい進んだか?」

このポイントも見ているのです。


■今までもマスコミに散々言われてきましたが、女子選手のテクニックは男子選手に比べ安定感にかける部分があり、
グランドスラムの決勝戦でも一方的な試合になったり、緊張感からダブルフォルト連発などの姿を見せてしまうことがありました。

ですから、常に女子選手の男子化を望んでいたのですが・・・・・

今回の両選手は、素晴らしいレベルの試合を展開。

その質は、「ますます男子テニスに近づいてきた。」

このように言えるほど、凄いものでした。


■特に、グランドスラム初の決勝戦である、リー・ナ選手の方を心配していたのですが、
体幹、股関節、肩甲骨をしっかり使ったストロークはミスがなく、

クライステルス選手とボクシングの打ちあいのようなショットの応酬を披露。

事実、ファーストセットを取り、セカンドセットの途中までは「リー・ナ選手が優勝だ。」と思わせるプレーぶり。

28歳と言えども、これからまだまだ活躍する素地を見せてくれました。


■ですが、そこからがグランドスラム3勝のクライステルス選手の底力。

セカンドセットの途中から、“ムーンボール”(弾道の高い、ロブ系のストローク)を織り交ぜ、
微妙にリ―・ナ選手のリズムを壊し、ファイナルセットの途中からは怒涛の攻めで突き放して勝ちました。


■クライステルス選手はインタビューの中でも、

「昔のリ―・ナ選手は、ギアを上げるべきところで上げることができなかった。しかし、今は違う。」

という趣旨の話で相手を認めていましたが、何の何の、
自らは、まるでフェラーリのギアのようなアップの仕方でした。


■今年限りで、ツアーのフル参戦を辞めるかもしれないとコメントしていたクライステルス選手。

この優勝で、「来年も戻ってくるかもしれない。」と意志を変更しています。

是非、来年以降もパワーアップした姿を見せてもらいたいものです。

本当に、おめでとうございます、キム・クライステルス選手。


■さて、今日のあなたのテ二スに役立つポイントは・・・・・

「体幹です!」

クライステルス選手も、「復帰後は、30%体幹力が上がった。」と言っていましたが、

体の幹を作る体幹は、ショットの安定には欠かせないものです。

最近の選手は、この体幹トレーニングをたくさん積み、ミスのないショットを手に入れています。

是非、あなたも体幹力をアップさせ、ミスの少ないテニスを実現させてください。


■体幹を鍛える方法は、こちらにあります。

     ↓

http://www.tanakashinya.com/training/

■明日は、マレー選手対ジョコビッチ選手の男子決勝について感想をお話しします。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥
 

■「全豪オープン、第12日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

私の好きなマレー選手が、決勝に進出しました。

時々、「田中さんは、なぜマレー選手が好きなのですか?」

このようなご質問を受けます。


■一言でお答えするならば、

「“懐”の深いテニスをするから。」

このようになるでしょう。


■自らも、「“懐”の深いテニスをしたいなぁ。」と思い続けてきたせいでしょうか?

マレー選手以外でも“懐”の深い選手が好きなようです。

その代表的な一人が、1980年代後半のチャンピオンであるマッツ・ビランデル選手。

彼も出始めは、「単なる粘り屋さん。チャンピオンにはなれない。」と揶揄されましたが、

“懐”が深く、見事に評価を覆しました。

*(現在の錦織圭選手のコーチであるブラッド・ギルバート氏も御著書の中で、
  「マッツ・ビランデル選手が、世界NO、1になれるとは思わなかった。」と書かれています。)


■どうも私は、一見ではわかりずらい隠れた才能に引かれるようです。

そして、その才能を紆余曲折を経ながら生かしきり、最後は世の評価を超える結果を残す。

このタイプの方に深く共感し、“先物買い”をしたくなるのです。

*(まだ、世間の評価が低い時に発掘することに喜びを感じます。)


■明日の決勝は、ジョコビッチ選手対マレー選手。

準決勝に続き、かなりの激戦になることは必至です。

ただ、フェデラー戦のレベルが今のジョコビッチ選手の“真の実力”なら、
グランドスラムを制していることも手伝い、有利に試合を進めることでしょう。


■反対にマレー選手は、フェレール戦の疲れが心配です。

予想はしていたものの、4時間近くの試合を強いられた上、
ファーストセットダウン、セカンドセットもセットポイントを取られる苦しい展開。

これを、自力で跳ね返したわけですが、体力、精神力の消耗は相当なものだと推察するからです。


■もちろん、彼は23歳。

そして、いままでも修羅場を潜り抜けてきた経験があるので、私の心配は杞憂に終わるかもしれません。

そうであることを願うのと同時に、2011年ファーストグランドスラムでもあるので、
最高の試合をファンに見せてもらいたいと思います。


■最後に。

フェレール選手にも一言。

彼は世界ランキング4位であった2008年、全米オープンで錦織圭選手に負けたことで有名になりました。

その後、ランキングを落とし、「年齢的にも、プレースタイル的にも復活はきついかな?」

と感じました。


■しかし、2010年。

安定した戦績を残し続け、とうとう世界ランキング7位まで戻し、その勢いを維持したまま全豪オープンベスト4。

これは、移り変わりの激しいテニス界では大変素晴らしい復活であり、
一生懸命テニスに取り組むことの重要性を、我々に教えてくれる典型例とも言えます。


■現在の世界ランキング6位以上の選手の戦績は、恐ろしいものがあります。

そのため、2008年当時の世界ランキング4位に戻せるかどうかはわかりません。

しかし、彼の場合はランキング以上に与えるインパクトもありますので、
これからも“いぶし銀”の活躍を期待しています。


■さて、今日のあなたのテ二スに役立つポイントですが・・・・・

「流れです!」

マレー選手とフェレール選手の準決勝を見れば一目瞭然ですが、試合は流れが“ユラユラ”します。


■試合開始当初から第2セット終了間際までは、

「今日は、フェレールかも?」このように強く感じたものです。

しかし、第2セットをギリギリにところで取り返したマレー選手は、その後の一時期、怒涛の7ゲーム連取。

「これで、フェレール選手の息の根を止めた!」今度は、このように感じたのです。


■ですが、話はここで終わらず。

その後、フェレール選手の頑張りと、少し疲れの見えたマレー選手のプレーで、

「これは、下手をするとファイナルセットインかも?」

再び、私は考えを変更せざるをえなかったのです。


■このように、一試合の中で流れは幾度も変わります。

そこで、その時々に適切な打ち手を行った選手が、最終的に試合を制する確率が高くなるわけです。

もちろん、マレー選手対フェレ―ル選手の試合のように、世界のトップ選手の場合、

「取って取られて、また取り返して。」という感じが多いものです。

しかし、ウィークエンドプレーヤーレベルであれば、セット数が少ないこともあり、
一度流れをつかんでしまえば、一気呵成に試合の行方を決めてしまうこともしやすいのです。

是非、シングルスをプレーされるときにはご自身で、そしてダブルスをプレーされる場合は
仲の良いパートナーの方と、“流れ”について突き詰めることをお薦めします。


■流れを感じ、理解し、試合を進める。

これが出来れば、今までとは試合の見方、感じ方が変わります。

スコアは気になりながらも、「スコアだけでは勝負は決まらない!」このことを感じ始め、
新たな勝ち方を見つけることも出来るようになっていくのです。


■今日は、いよいよ女子決勝。

今年限りで引退の可能性が高いクライステルスの雄姿を、目に焼き付けたいと思います。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥
 

■「全豪オープン、第11日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

ナダル選手に続き、フェデラー選手も負けてしまいました。

これで、現時点での世界ランキング1位と2位が全豪オープンから姿を消したことになります。


■しかし、今回のフェデラー選手の負けは、実力負けと見ています。

つまり、ジョコビッチ選手が“大成長”したのです。

一時期、コーチを2人かかえ、スピン過多、ダブルフォルト改善にいそしんでいたサービスは、
今や最大の武器のひとつに。

もともと得意だったフォアハンドの唯一の弱点、「逆クロスに打つ時、体が早く開きすぎミスするときがある。」

この姿は影をひそめ、変わりに体幹を軸とした“腕巻きつきフォアハンド”が炸裂。

そして・・・・・

「なぜ、そこで?」と多くの識者が首をひねったドロップショットも封印。

完全に本格化した姿がそこにはありました。


■フェデラー選手の凄さは今さら言うまでもありません。

そして、ここまでの戦績を残してきた背景には、才能、努力もありながら、

「時代の変化に対応し続ける能力!」

つまり、次世代テニスを展開してくる若手選手のテ二スに機敏に反応し、
進化を続けてきたところにあったのです。(これは、ナダル選手も同じです。)


■しかし・・・・・

「フェデラー選手の進化速度を、次世代チャンピオン達が上回り始めた。」

これが、今の現状です。(マレー選手も上回り始めています。)


■もちろん、モチベーションさえあれば、フェデラー選手はまだまだ勝つことでしょう。

しかし、どの時代であっても、どれほどのスーパーチャンピオンであっても、
最後は次世代の進化に追い抜かれ、年齢の壁に跳ね返され、人生のあり方を考える時期を迎え、
引退していくのです。

このプロセスに例外はありません。

*(今までの歴史の中で、引退せずに100歳までチャンピオンに君臨した方はいないのです。)


■今後は、2006年までのアガシ選手のように、時にはトップに返り咲いたり、
ランキングを落しても、そのときのトップ選手に勝ってファンを喜ばせたりはするでしょう。

ただ、今までのような“絶対王者”の面影を見ることは、2度とないような気がします。


■先ほども言いましたが、これは時代の流れであり、
決してフェデラー選手が悪いのではありません。

そして、フィジカルやフットワークトレーニングを徹底的に行い、
4年間もフェデラー選手とナダル選手の後塵を拝しながらも、

NO、1になれる日を信じて頑張り続けた、ジョコビッチ選手に拍手を送りたいとも思います。


■進化と言えば、クライステルス選手も凄い。

ジョコビッチ選手以上に体を開いて打つファオハンドは、“伝家の宝刀”でありながら、
時々はピンチを招いたものですが、今は違います。

体幹力アップトレーニングをたくさん積み、ジョコビッチ選手同様、体の開き度合いが減ってきています。

そのお陰で、凡ミスの数が激減。

世界NO、2であるズボナレワ選手に完勝しました。

決勝戦は、世界NO、1ウォズ二アッキ選手にマッチポイントを取られてから逆転した中国のリ―・ナ選手と対戦。

グランドスラム4勝目を狙います。


■今日は、私の好きアンディ・マレー選手とフェレール選手の準決勝があります。

最高のストロークを持つ2人だけに、長い試合になりそうです。


■そして、今日のあなたのテ二スに役立つポイントは・・・・・

「守りです!」

グランドスラム準決勝に勝ち上がってくるような選手は、攻めはもちろん強いです。

しかし実のところ、下位選手と圧倒的に違うのが守りの強靭さ。

これが、接戦でも、ビハインド状態からでも最終的に勝利をつかむ大きなポイント。

そこであなたには、「守りを強化してください。」とのご提案させて頂きます。


■攻めのイメージが強いフェデラー。

しかし最重要ポイントでは、かなり慎重にラリーを続け、粘り勝ちすることもしばしば。

落せないポイントを取りきる強さは、守りがしっかりしているからこそ成立しています。


■これは、昔の戦を例にとっても明らかです。

まずは陣形を固め、しっかりした守りを作った上で攻めに出るのが強い軍。

やみくもに攻撃していたのでは、たまに奇襲戦法で成功するだけで、常勝はできません。

そのような意味からしても、守りをしっかり練習してくださればと思います。


■練習方法は色々あります。

しかし、あなたが今行っている練習で、すぐに出来ることとしてお勧めするならば、

「今まで見送ったり、気を抜いて打っていた相手からのアウトボールを、
これからは真剣に追いに行き、確実に返球できるようにすること。」

これになります。

この練習を真摯に続けるだけでも、知らぬ間に守備範囲が広がり、不測の事態への対応能力もあがります。

是非、トライしてください。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥

■「全豪オープン、第10日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

・・・・・ナダル選手、負けてしまいましたね。

途中、泣いていました。

涙の原因は、怪我でしょうか?


■第1セットの第1〜3ゲームの間で発生? 

もしくは、準々決勝以前の試合ですでに怪我をしていた?

真相はまだわかりません。

しかし、それほど早い段階で怪我をし、ベストなプレーが出来ない中、
棄権せずに最後まで試合を続けたナダル選手。

その胸中はいかなるものだったのでしょう。
(個人的には、ファンへのリスペクトのような気がしています。)


■対戦相手のフェレール選手は、2007年以来のグランドスラムベスト4進出。

決勝進出をかけて、マレー選手と対戦します。

相変わらずの素早いフットワーク。

以前より攻撃的になったサービスとストロ―ク。

“退屈な粘り屋さんテニス”では、決してありません。


■反対にマレー選手。

こちらも、ここ一番で確率の落ちるサービスとフォハンドを改良。

不必要な体の開きを抑えられるようになり、大幅な進化の後が見えます。

どちらが勝つにしても、もの凄く長く、そして良い試合になりそうです。


■女子の方は、男子の様なボールの飛ばし方をすることで注目のクビトバ選手が、
第2シードズボナレワ選手にストレート負け。

ズボナレワ選手は、これで3大会連続でグランドスラム準決勝進出。

世界NO、2の地位にふさわしい本物の力を発揮しています。

そして、クライステルス選手も順当勝ち。

全米オープン以外のグランドスラムタイトル獲得を、虎視眈々と狙っている感があります。


■明日は、フェデラー対ジョコビッチの注目カード。

二人とも好調であり、正直、どちらが勝つのか予想がつきません。

しかし、ジョコビッチ選手の成長度合いを見ると、

「始めてフェデラー選手を上回ったのではないか?」

このように感じる自分もいます。

ただ、心情的には今年30歳を迎えるフェデラーに、
限界説を吹き飛ばしてもらいたいという気持ちもありますので・・・・・

どうなることかわかりませんが、じっくり見たいと思います。


■今日のあなたのテ二スに役立つポイントは・・・・・

「守りです!」

グランドスラムの準決勝に勝ち上がってくるような選手は、攻めはもちろん強いのですが、
他の選手に比べて圧倒的に守りが強靭です。

これが、接戦をしても、ビハインド状態からでも最終的に勝利をつかむ
大きなポイントでもあるからです。


■攻めのイメージが強いフェデラーでさえ、最重要ポイントでラリーが続いたときには、
かなり慎重にラリーを続け、粘り勝ちすることもしばしば。

やはり、落せないポイントを取りきる強さは、守りがしっかりしているからと言えるのです。


■これは、昔の戦を見ても明らか。

まずは陣形を固め、しっかりした守りを作った上で攻めに出るのが強い軍。

やみくもに攻撃したのでは、奇襲戦法でたまに通用したとしても、長続きはしないのです。

そのような意味からしても、守りをしっかりさせる練習を重ねてください。


■もちろん、色々な練習方法があります。

しかし、今行っている練習の中ですぐにやれることは、今まで見送ったり、気を抜いて打っていた
相手からのアウトボールをしっかりと返球できるようにすること。

この練習を真摯に続けるだけでも、知らぬ間に守備範囲が広がっているのと、
不測の事態への対応能力があがります。

是非、トライしてみてください。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥
 
About us
田中信弥画像

日本のトップジュニアとして活躍後、法政大学在学中にプロ選手を連破し、プロに転向。 その後、全日本選手権ベスト4、全日本ローンコート選手権ベスト4、関東オープン準優勝、 神奈川オープン、東北オープン優勝等を収める。日本プロランキング7位。

委嘱状

現役引退後は、伊達公子氏のアメリカ遠征に2年連続同行し、 ナショナルコーチ及びオリンピック強化スタッフを歴任。 男女日本代表選手の指導、ジュニア日本代表の育成に従事し、 (財)日本テニス協会強化副委員長も務めました。 更には、日本体育協会テニス上級コーチも取得。

プロサッカーチーム、鹿島アントラーズとの提携ではじめた 「鹿島アントラーズテニスクリニック」では、月2回、たった90分のクリニックで、 進学校生を地元史上初めてインターハイに出場させる。 地元では「オリンピック選手を輩出したに等しい」との評価を受け、 その模様は雑誌「T・テニス」にて3回にわたり掲載されました。

又、年間200回に及ぶオンコートテニスセミナーを全国で開催し、 「脳の仕組み」、「体の仕組み」を利用した最短時間上達法 「瞬間直し(R)」 を伝授。

その指導法は、NHK中国地方版ニュース、NHK鳥取地方版ニュースにて 「田中信弥の指導法」としても紹介されました。 その他、NHK全国版技術特集、TV東京「おはスタ!」、東海TV等々に多数出演。 雑誌「T・テニス」においては、「ファイルレッスン(カラー16ページ:読者ランキング1位)および 「基本の強化書(カラー6ページ)」を大好評連載しました。

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