■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■あらかじめ、お伝えしておきます。

今回の話も、1回では終わりません。

それくらい大切な話であり、あなたのテニスの将来を決めるものでもある
からです。


■この話を、「そんな大げさな・・・」と捉えたのであれば、

それはもったいなさすぎます。

なぜなら、いつの時代も、そしてテニスに限らず、

「常に新たなトレンドが生まれ、トレンドに乗り遅れた場合、
置いてきぼりを喰う!」

という、厳しい現実があるからです。

*(のちのち、詳しくお話ししますが、世界トップ選手の現役活躍年数にも、
  トレンドを感じることが大きく関係しています)


■そして・・・

「投資もしかり。

トレンドの初動を捉えることができるかどうか?

ここに、大きな利益を取れるか? 否か? の8割がかかっている!」

という現実があることからすれば、

「今、まさに始まろうとしている、新たなトレンドに乗り遅れないで
ください!」

このように思うのは、“親心”としてはごくごく自然な感情。

*(親ではありませんが・・・(笑))


■ということで、

「まずは、話半分に聞いておくか・・・」

くらいの軽い気持ちからで構いませんので、

「テニスの新たな見方を勉強してみてください!」


■その後、

「おぉ、これは大変なことだ。

自分もトレンドに乗らなければ!」

とお感じになったなら、その段階で本格的に乗ることをお考えくださればと
思います。


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■「正確にご理解いただくには・・・」
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■非常に長い期間がかかります。

合間に、いつものテニス上達情報、

1・「世界トップ選手のテニスを、あなたのテニス上達に生かす!」

2・「頂いたご質問から、あなたのテニス上達に役立つものをご紹介!」

これらを挟み込むことも、その一因です。

そのため、焦らず、あくまでも自然体で私からのメールを
お待ちくださればありがたく存じます。


■大丈夫です。

世界トップ選手のトレンド変換は、かなり早い周期で行われますが、

*(小さなトレンドは、約半年で“その顔”を見せます。

  もちろん、その全てが完全にトレンドになるわけではありませんし、
  完全なトレンドになるには、数年、かかるのが普通です)

ウィークエンドプレーヤーの世界では、そこまで早くはありません。


■そのため、ここでジックリ勉強された後、

「よしっ、決めた! トレンドに乗るぞ!」

と、腰を上げられても、十分に間に合います。


■大事なことは、トレンドが発生しているという事実。

そして、

「テニスは生涯スポーツ。

そのため、数十年の歴史の中では、当然、テニススタイル、テクニック、
道具、ルール等の変化(進化)がある。

変化を敏感に察知し、変化に対応しなければ、

『ダーウインの進化論』で言えば、生き残ることができない。

だから、生き残るためにトレンドを学ぶぞ!」

この気概を持っていただくこととなります。


■それでは、次回以降から本題に入らせていただきます。

今日のところは、以下に頂いたご質問への返答で、
ウォーミングアップを行っておいてください。


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■「昨日・・・」
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■「スリクソンのボールでゲームをいたしましたが、硬くて、よく跳ねて
苦戦しました。

調べてみると、小生が今使っているダンロップ・フォートは少し時代遅れで、
中高年向きのボールのようですね?

現在78歳で、途中でゴルフに転向していた時期があり、

テニスを楽しんだ期間は40年くらいかと思いますが、

長年慣れ親しんだダンロップ・フォートは、世界のテニスから立ち遅れている

のでしょうか? T・K  


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■「お答えします!」
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■「YESであり、NOでもあります!」

的を得ないご返答で申し訳ありません。

ただ、ボールの質に対しては、私も苦い思い出がありますので、
何とも曖昧な返答となってしまうのが、現実のところ。


■ただ・・・

「何を持って良しとするか!」で変わりますが、

「ダンロップフォートの打ちやすさ、コントロール性の高さは、

間違いなく“世界最高峰”!」

と言えます。


■もちろん私は、世界にある全てのボールを打ったわけではありません。

そのため、私自身の海外遠征先で打ったボール。

伊達選手等、世界で戦う選手に帯同したときに打ったボール。

「これらの中で・・・」

という限定はつきます。


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■「ですが・・・」
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■主要な国のいくつか、

*(アメリカ、スペイン、オーストラリア、イタリア、タイ、インドネシア、
  マレーシア、台湾、香港・・・etc)

ここで打ってきたことを考えると、

「あながち間違いではないのでは?」

とは感じています。


■ご承知の通り、これらの国で使われているボールは、

「基本的にボールは、1回使ったら捨てるもの!」

という発想で作られているため、当然、品質はそれほど良くなく、
そのかわり値段が安いのが特徴だからです。

*(それでも、トーナメントで使われるものは、品質規定をクリアしています)


■そのため、

「ダンロップフォートは、値段は高くても品質は世界最高峰!」

というところに話が落ち着いても、なんら不思議はないと考えています。


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■「問題は、“ここから”です!」
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■「それじゃぁ、何も問題ないじゃぁありませんか?」

という風にお感じになるかもしれませんが、冒頭で申し上げた、

・「私も苦い思い出がありますので・・・」

・「何を持って良しとするか!」で変わります

ここに、話がつながってきます。


■つまり・・・

「世界最高峰の品質を誇るボールは、世界で一番使われているわけではない!」

この事実が、私を含め、多くの方にのしかかったのです。


■具体例を挙げますと・・・

「あれっ? 日本で打つ感覚でボールを打ったら、

全く相手コートに入らないぞ。

どっ、どうしよう???」


■私だけでなく、たくさんの選手がこのような苦境に立たされたのです。

そのとき、悟りました。

「ダンロップフォートは品質が良すぎる。

テクニックがなくても、面の向きさえ合っていれば、相手コートに返球できる。

でも、世界は違う。

自らが、最高に正しい打ち方を身につけ、ボールを“ひっつぶして”
打たなければ、相手コートに思うようにコントロールすることなど不可能。

これが、日本のテニスが世界で通用しない一つの問題だぁ!」

*(昔の感想です。

  今や、世界トップ100〜200位に複数の選手が入っています。

  つまり、正しい打ち方をしている証拠であり、みな、ボールを
 “ひっつぶして”打ってくれています。(頼もしいぃ〜))


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■「ですから・・・」
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■冒頭でいただいたご質問。

    ↓

「長年慣れ親しんだダンロップ・フォートは、世界のテニスから立ち遅れて
いるのでしょうか?」T・K  


■こちらには、

「品質で言えば、立ち遅れているどころか、世界最高峰。

ただし、世界の多くの人が慣れ親しんでいるボールからすれば“異質”!」

このような結論となるでしょう。


■追伸1:

スリクソン、私もコントロールするの大変です。

(普段以上にスピンをかけ、“カッ飛ばない”ように注意しています。)

一緒に頑張りましょう。


■追伸2:

実は・・・

「ボールも日本独自なのですが、コートサーフェスも世界と比べると異質です。」

この話は、今度、ゆくりと。


■追伸3:

今日のお話は、

「日本の常識は、世界の非常識!」ではなく(笑)、

「世界トレンドと日本トレンドの違い!」

でした。


■最後までお読みいただき、心から感謝しております。


田中信弥


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■追伸4:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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