■こんにちは、田中信弥です。

いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


■地獄の断食から、何とか無事生還した私。

「ちょうど、ダイエットにいいや!」

と思い、3キロ減った体重計を喜んで見つめていたのもつかの間。

復活、約一週間で、元通りの体重になっていました。


■「やはり、一攫千金型のダイエットは駄目か!」

と、少々がっかりしながら、地道に食事に気をつける毎日です。

*(ちなみに体重は、61〜63キロ。

  理想体重を保っていますが、気を抜くとすぐに太るので、
  一日に何回も体重計に乗り、気を引き締めています。)


■来週は、簡易の人間ドッグを受診する予定。

「今年は、何事もなければ良いなぁ・・・」

と、今から願う毎日です。


■あなたも、お体に気をつけられ、これからもテニス道に精進して
くださればと願っております。


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■「力尽きたハース選手。一体、彼に何が起こったのか?」」
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■世界王者、ジョコビッチ選手をストレートで破り、その余勢を買い、
ビッグ大会であるソニーオープンでベスト4まで進出。

アメリカばかりか、世界中のテニスファンに大きな勇気を与え続けてきた
ドイツのベテラン選手、トミー・ハース選手が、ついに力尽きました。


■葬った相手は、世界ランキング5位。

“タフガイ”こと、スペインのダビド・フェレール選手でした。


■この試合。

ファーストセットは、ハース選手が6−4で選手。

「決勝進出か?」

との期待を寄せましたが、セカンド、ファイナルセットとも、2−6 3−6
で落とし、準決勝敗退が決まりました。


■それにしても、34歳でありながら、並み居る世界の強豪選手を破り続けた
ことは、それだけで大きな賞賛に値します。

そして、これからの活躍次第では、世界トップテンに返り咲く可能性も
出てきました。

もし達成すれば、当然、現役最年長での世界トップテン選手。

是非、実現し、我々にも大きな夢を感じさせてもらいたいものです。


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■「ただ・・・」
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■「体力的な問題は、ベテランがゆえについて回る!」

このように避けようのない問題にも直面しました。


■実は、前回に続き、トミー・ハース選手の素晴らしい部分を取り上げようと
考えていました。

ですが、ダビド・フェレール選手との試合を観ているうちに、

「予定変更だな。

年齢を重ねることで、自然発生的に表れる体力問題。

ここを、テニスと真剣に対峙されているウィークエンドプレーヤーの方と
一緒に考えるべきだ!」

と思いたち、急遽、お話の内容を変えることにしました。


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■「いみじくも・・・」
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■ダビド・フェレール選手が試合後に言ったように、

「ハース選手は疲れていました!」

それは、ファイナルセットに顕著に出たわけですが、
実際のところ、先取した第一セットでも見られました。


■ハース選手の5−2リード。

「第一セットは、楽に取るかな?」

と思った矢先に、失速。

最後は6−4で先取することにはなりますが、5−4まで追いつかれて
しまったのです。


■もちろん、追いつかれるなんてことは、どこの世界でも日常茶飯事。

ですからそれ自体が問題の本質ではありません。

追いつかれ方。

ここに、問題があったのです。


■それまでのハース選手と違い、ファーストサービスのフォルトの質が悪い。

言うなれば、フォルト数が多い&フォルトする位置に“バラつき”が出ている。

*(野球のピッチャーで言えば、大きく外れたボール球が増える感じです。)

イコール、「疲れているのでは?」という感じになったのです。


■結果、その見方は正しかったようです。

その後の2セットは、「強豪、フェレール選手だから!」という部分も
ありながら、勝ち上がってきた今までとは種の違うミスを犯し、敗退しました。


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■「もちろん・・・」
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■フェレール選手のタフネスさが引き寄せた結果であったことに、異論を挟む
余地はありません。

ただ、

「連戦の疲れが、ボディブローのように効いていた!」

この部分も見逃してはいけないと思います。


■加えて。

ジョコビッチ選手を破ったときは、気温の低いナイターの試合。

フェレール選手との準決勝は、暑い日中の試合。

この気温差も、少なからず勝敗に影響を与えていたようです。


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■「プロ選手の疲れは・・・」
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■「試合が出来ない!」ほどのものは多くはありません。

もっと、微妙で繊細な疲れ。

例えば・・・

・「絶好調時に比べ、ちょっとだけ、ベストの場所でボールを打てなかった!」

・「長りラリーをしているとき、絶好調時に比べ、ほんの少しだけ集中力が
  欠けていたようだ!」

・「なぜか、早くポイントを欲しがる自分がいた!」

・「頑張ってはいるが、絶好調時に感じるような燃えたぎるファイティング
  スピリットがなかった!」


■このように、本当に些細なところ。

見る人が見なければ、

「いつもと変わらないように見えますけど?」

と、話が終わってしまうようなところにあるのが、プロの疲れです。


■ただ、プロの世界は“それ”が命取り。

そのほんのちょっとの疲れが、勝負の明暗をわけてしまうのです。


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■「あなたは、疲れをすぐに回復させていますか?」
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■長くなってきましたので、本題は次回以降にお話しすることにします。

そこで今日の重要な言葉として、ソニーオープン女子シングルスで準優勝を
果した、マリア・シャラポア選手の貴重な話をお聞きください。

    ↓

■「疲労からの回復が、何より大切であることをここ数年で学びました。

試合が終わったら、次の試合に向け体力を素早く回復させる。

そして、次の試合が終わったら、再び早い回復に努める。

この繰り返しが出来れば出来るほど、試合に勝ち続けることができるのです。

回復の重要性を学んだ事が、今の結果に結びついているんだと思います。」

    ↑


■あなたは、疲労回復に何をされていますか?

お勧めのものがあれば、教えてくださればと思います。


■そして。

「疲労回復できなかったがゆえに、;試合に負けたことがある!」

このような苦い経験をお持ちであれば、これからジックリと回復の重要性を
学ばれると良いかもしれません。

新しい世界を感じることになると思いますから。


■追伸:

私も・・・

「現役時代に、もっと回復の重要性を学べば良かった!」

と、今になって後悔しています。


■いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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