■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

今日は、“難しいご質問”にお答えしようと思います。

  ↓     ↓     ↓     

■「私はテニススクールに通っています。

今、ちょっと自分のコーチに疑問を感じています。

ですが、簡単にコーチを変えることはできません。

どうしたら良いのでしょう?」

S・B


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■「お答えします。まずは、私がコーチを受けた体験をお聞きください!」 
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■私は37年前、とあるテニススクールでテニスを始めました。

当時は、テニスブーム。

コーチは“花形職業”でした。


■ただ、教え方のノウハウが発達していた時代ではありません。

ですから、「コーチの方の選手経験が、教え方の全て!」

こんな形に近い指導がほとんでした。(昔ですから、仕方ありません。)


■加えて、これは多くの方も同じでしょうが、

「自宅から近くて、スケジュール的に受講できるクラスを選ぶ!」

これがテニスを行う現実的な側面としてあったため、
理想のコーチを見つけるなんて発想は、とてもなかったのです。


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■「コーチの重要性を認識させられた大学時代!」
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■ジュニア時代は、楽しくテニスをすることが出来ました。

ですが、正直、テクニックを詳しく教えて頂いた記憶はありません。

(精神論的なことは、たくさん教えてくださいました。)

そして、私の時代でしっかりとテクニックを教わっていたジュニアは、
東京の先進的なごく一部のテニスクラブだったように思います。


■ただ、そんな私にも転機が訪れます。

大学入学。

この環境で、初めて私はテニスのテクニックを教えてもらったのです。


■衝撃的でした。

そのコーチは元プロ。

優しさに満ち溢れ、アドバイスは的確。

私の両手打ちバックハンドの欠点を、見事なまでに指摘。

「直さないと、打てない場所が出てきてしまうよ。」と言われ、

試してみると、確かに打てない場所の存在を確認。

「凄っ!(プロは!)」

という感激を味わったのです。


■ただ・・・・・

「生涯、その方に教えてもらったか?」

というと、そんなことはありません。

そのような環境は残念ながら作れませんでしたし、

時代背景的にも、個人的にコーチをつけられる方は稀であり、
私もほとんどの期間を“コーチなし”で過ごしました。


■ですから、S・B様のお悩みは非常にうらやましい部分もあります。
(コーチの方がいるわけですから。)

ただ、逆に“コーチがいるがゆえの悩み”というのもあるわけで、
その辺りで、S・B様は苦悩されているようですね。


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■「そこで、結論の一つ目として・・・・・」
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■先日、56歳の若さでなくなってしまった、
アップルのスティ―ブ・ジョブス氏の言葉を引用させて頂きます。

彼は、2005年のスタンフォード大学での学位授与式で、
学生達に向かって次のように述べています。

  ↓    

■自分が、もうすぐ死ぬということを自覚しておくことは、
これまで私が出会ってきた中で、人生で大きな決断を下す手助けになる
最も重要な道具だ。

なぜなら、ほぼすべてのこと、すべての外部からの期待、あらゆるプライド、
恥や失敗に対するいかなる恐れも、死の恐怖を前にすれば消え去り、
本当に重要なものだけが残るからだ。

“いつか死ぬ”ということを覚えておくのは、自分が知る限り、
何かを失うと考えてしまう落とし穴を避ける最善の方法だ。

あなたはすでに裸だ。

自分の心に従わない理由はない。

時間は限られているのだから、ほかの誰かの人生を生きることで
それを無駄にしてはいけない。

他人の考えの結果に従って生きるというドグマに、はまってはいけない。

自分の内なる声を、他人の意見でかき消されないようにしよう。

  ↑

(ここまでです。)


■いかがでしょう?

S・B様のお悩みの解決策に、アイフォーン、アイチューン、アイパッドを
生み出した、伝説の経営者の言葉は当てはまるでしょうか?


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■「結論の2つ目として・・・・・」
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■世界のトッププロで、

「生涯、同じコーチに習い続けた!」

こんな風に言えるプレーヤーは、どれくらいるでしょうか?

正解は、数えるくらいしかいません。


■あの、アンドレ・アガシ氏だって、ピート・サンプラス氏だって、
そして、“レジェンド”ロジャー・フェデラー選手だって、

「本当に、たくさんのコーチに習ってきました!」

*(これが、現実です。)


■アップルのスティ―ブ・ジョブス氏の言葉。

そして、世界トッププロの現実。

この2つがあれば、S・B様のお悩みへのご回答になっているのではない
でしょうか?


■今回は、S・B様のお悩みに対してご返答する形でお話ししていますが、

これは私も含め、“万人に当てはまる”話でもあります。


■主役は、いつもあなた自身。(コーチではありません。)

そして、あなたのテニスです。

あなたが、あなたのテニスを有利にすることに対し、

「一体、誰が文句を言える権利を持っているのでしょう?」

「誰もいません!」 


■頑張ってください。

応援しています。


■いつも、お読みくださり、本当にありがとうございます。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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