■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

さて今日は、孫子のあの有名な言葉から学ばせて頂きます。

       ↓

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず!」


■これは、孫子が言った有名な言葉です。

「戦に勝つには、まずは敵を知ること。

そして、己を知ること。

この2つが出来れば、負けることは少ない。」

何とも、単純でありながら、核心をついた言葉です。


■これは戦だけの話に留まりません。

テニスもしかり、仕事もしかり、家庭もしかり。

全てにおいて、普遍的に通用する格言でもあります。


■人間的レベルが高いあなたであれば、

「あぁ、事前準備でしょ? 物事を行うにあたっては、一番多くの時間と
労力を注ぎこんでいますよ。」

このように、おっしゃるかもしれません。


■ただ、多くの場合、

「なかなか、事前準備にまで手が回らない。」

こんな声が聞こえてくるのも真実です。


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■「事前準備で、全てが決まる!」
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■非常に厳しい現実的な話をすると・・・・・

「物事で成果を挙げるには、事前準備が一番重要!」

一般的に、

「物事を成功に導くためには、事前準備に50〜80%の時間をかける。」

このように言われています。

*(著名な作家先生などは、題材の“下調べ”に数年かけることも
  珍しくありません。

  また、「構想10年。撮影3年。」などの触れ込みを、映画の予告で
  見かけることもありますね。)


■ですから・・・・・

「準備には、人一倍、時間をかけています。」

と、あなたがおっしゃるなら、

今現在も素晴らしい環境で過ごしていらっしゃるでしょうし、これからも
大きなチャンスに恵まれることは、想像に難しくありません。


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■「本当に、事前準備で全てが決まるの?」
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■もちろん、「準備をすれば、全てOK。」 というわけにはいきません。

準備にはやり方というものがあり、やり方次第で大きく結果が
変わってしまうからです。

テニスを例にとり、準備のやり方をあぶり出してみると・・・・・

    ↓

・「テクニックの弱点はどこ?」

・「得意なショットは何?」

・「テンポの速いテニスか? ゆっくりのテニスか?」

・「フィジカル能力は、高いのか? 低いのか?」

・「メンタルは強いのか? 弱いのか?」

・・・・・etc

    ↑

■これは、敵を知る(対戦相手を知る)ための準備項目の一例ですが、
まずは洗い出し、続いて深く分析することで、“質の高い準備”が出来あがります。

つまり、あぶり出した後は、

「一口にメンタルが弱いといっても、弱さには種類がある。

今日の対戦相手は、元々、気が弱いタイプなのか? 

ある特定のシチュエーションでメンタルの弱さが出るのか?

相手関係次第で、強くなったり、弱くなったりするのか?」

こんな分析をすることが、必要になるのです。


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■「己の分析は?」
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■そして、己。

あなたが持っている本当の強み。

心の奥にしまい込み、人には見せていない弱み。

これらも、ウソ偽りなく、さらけ出し分析。

この行為も、当然のことながら大事になります。

*(人によっては、こちらの方が重要度が高い場合もあります。)


■「成果を挙げる。」というのは、それほど甘い作業ではありません。

*(レベルの低い成果であれば、その限りではありませんが。)

“ハッタリ”で勝ち続けることは、到底不可能。

だからこそ、時間をかけ、己を深く掘り下げることは不可避となります。


■「人の本性は、切羽詰まった時にこそ現れる。」

太古の昔から、このように言われます。

ならば・・・・・・

「切羽詰まった時のことを想定し、事前準備を進めている人。」

このような方が、物事で成果を挙げるタイプの方と言えるのではないでしょうか?


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■「さらに言わせて頂ければ・・・・・・」
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■「敵を知り、己を知れば百戦危うからず!」

この言葉は、深く良く読み込まなければなりません。

つまり、事前準備が整ったら、今度は「戦わなければなりません!」

戦わなければ、本当の意味で敵を知り、己を知ったかどうかは判断つかない
からです。


■「何を、当たり前のことを言っているんだろう?」byあなた

優れたあなたは、こんな疑問をお持ちかもしれません。

ですが、違うのです。

戦わない方が、実はたくさんいるのです。


■一例を挙げれば・・・・・

・「何か、都合の良い言い訳を探しては、戦いを避ける。」

・「戦いの場には行くが、何か言い訳を見つけ、全力では立ち向かわない。」

これは、“恐怖”から導きだされる行動パターンですが、もったいないことに、
多くの方が知らず知らずのうちに、このパターンにはまっています。

そのため、敵を知り、己を知ったのなら、“真の戦い”に挑むことが最終段階
で必要となります。


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■「表裏一体!」
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■つまるところ、事前準備と戦いは“表裏一体”の関係。

つまり・・・・・

事前準備がなければ、怖くて戦えない。

もしくは、戦っていても真剣さに欠ける。

反対に・・・・・

事前準備が出来れば、自信を持って戦いの場に参上できる。

こんな風に出来ています。


■ただ、ここまでわかっていても・・・・・

・「敵を知るのに、情報を集めるのは面倒くさい。」

・「己の深い弱みは見たくない。」

・「分析力がない。」

等の気持ちが湧きあがるかもしれません。


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■「その気持ちは理解できます!」
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■以前の私は、

・「敵の情報を集めるのは面倒くさい。」

・「己に弱いところなどない。」

・「分析など、私がやるものではない。」

などとうそぶき、全く何もしないで勝負をしていたからです。


■ですから、「今すぐ、やってください!」などと、決して強く言える
立場ではないのですが、

「敵を知る努力をし、己を知る怖さを乗り越え、分析も少なからず行う。」

これが、少しだけ出来るようになった現在。

大好きなあなただけに、重要な言葉をお伝えさせて頂きます。


■「誰もがやっていないなら・・・・・やったもの勝ち!」

こんな世界が、あなたの目の前には広がっています。

後は、実行あるのみ。

頑張ってください。応援しています。


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。

心から、感謝しております。


田中信弥