■こんにちは、田中信弥です。

ナダル選手に続き、フェデラー選手も負けてしまいました。

これで、現時点での世界ランキング1位と2位が全豪オープンから姿を消したことになります。


■しかし、今回のフェデラー選手の負けは、実力負けと見ています。

つまり、ジョコビッチ選手が“大成長”したのです。

一時期、コーチを2人かかえ、スピン過多、ダブルフォルト改善にいそしんでいたサービスは、
今や最大の武器のひとつに。

もともと得意だったフォアハンドの唯一の弱点、「逆クロスに打つ時、体が早く開きすぎミスするときがある。」

この姿は影をひそめ、変わりに体幹を軸とした“腕巻きつきフォアハンド”が炸裂。

そして・・・・・

「なぜ、そこで?」と多くの識者が首をひねったドロップショットも封印。

完全に本格化した姿がそこにはありました。


■フェデラー選手の凄さは今さら言うまでもありません。

そして、ここまでの戦績を残してきた背景には、才能、努力もありながら、

「時代の変化に対応し続ける能力!」

つまり、次世代テニスを展開してくる若手選手のテ二スに機敏に反応し、
進化を続けてきたところにあったのです。(これは、ナダル選手も同じです。)


■しかし・・・・・

「フェデラー選手の進化速度を、次世代チャンピオン達が上回り始めた。」

これが、今の現状です。(マレー選手も上回り始めています。)


■もちろん、モチベーションさえあれば、フェデラー選手はまだまだ勝つことでしょう。

しかし、どの時代であっても、どれほどのスーパーチャンピオンであっても、
最後は次世代の進化に追い抜かれ、年齢の壁に跳ね返され、人生のあり方を考える時期を迎え、
引退していくのです。

このプロセスに例外はありません。

*(今までの歴史の中で、引退せずに100歳までチャンピオンに君臨した方はいないのです。)


■今後は、2006年までのアガシ選手のように、時にはトップに返り咲いたり、
ランキングを落しても、そのときのトップ選手に勝ってファンを喜ばせたりはするでしょう。

ただ、今までのような“絶対王者”の面影を見ることは、2度とないような気がします。


■先ほども言いましたが、これは時代の流れであり、
決してフェデラー選手が悪いのではありません。

そして、フィジカルやフットワークトレーニングを徹底的に行い、
4年間もフェデラー選手とナダル選手の後塵を拝しながらも、

NO、1になれる日を信じて頑張り続けた、ジョコビッチ選手に拍手を送りたいとも思います。


■進化と言えば、クライステルス選手も凄い。

ジョコビッチ選手以上に体を開いて打つファオハンドは、“伝家の宝刀”でありながら、
時々はピンチを招いたものですが、今は違います。

体幹力アップトレーニングをたくさん積み、ジョコビッチ選手同様、体の開き度合いが減ってきています。

そのお陰で、凡ミスの数が激減。

世界NO、2であるズボナレワ選手に完勝しました。

決勝戦は、世界NO、1ウォズ二アッキ選手にマッチポイントを取られてから逆転した中国のリ―・ナ選手と対戦。

グランドスラム4勝目を狙います。


■今日は、私の好きアンディ・マレー選手とフェレール選手の準決勝があります。

最高のストロークを持つ2人だけに、長い試合になりそうです。


■そして、今日のあなたのテ二スに役立つポイントは・・・・・

「守りです!」

グランドスラム準決勝に勝ち上がってくるような選手は、攻めはもちろん強いです。

しかし実のところ、下位選手と圧倒的に違うのが守りの強靭さ。

これが、接戦でも、ビハインド状態からでも最終的に勝利をつかむ大きなポイント。

そこであなたには、「守りを強化してください。」とのご提案させて頂きます。


■攻めのイメージが強いフェデラー。

しかし最重要ポイントでは、かなり慎重にラリーを続け、粘り勝ちすることもしばしば。

落せないポイントを取りきる強さは、守りがしっかりしているからこそ成立しています。


■これは、昔の戦を例にとっても明らかです。

まずは陣形を固め、しっかりした守りを作った上で攻めに出るのが強い軍。

やみくもに攻撃していたのでは、たまに奇襲戦法で成功するだけで、常勝はできません。

そのような意味からしても、守りをしっかり練習してくださればと思います。


■練習方法は色々あります。

しかし、あなたが今行っている練習で、すぐに出来ることとしてお勧めするならば、

「今まで見送ったり、気を抜いて打っていた相手からのアウトボールを、
これからは真剣に追いに行き、確実に返球できるようにすること。」

これになります。

この練習を真摯に続けるだけでも、知らぬ間に守備範囲が広がり、不測の事態への対応能力もあがります。

是非、トライしてください。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥