テニス上達の近道!

〜元オリンピック強化スタッフ&元日本代表コーチの田中信弥が  テニスを通してあなたの人生が豊かになるお手伝いをさせて頂きます〜

2011年05月

■「フェデラー選手が虎視眈々!」

■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

心配していたフェデラー選手。

準々決勝までは、調子良く来ています。


■しかし、久しぶりに拝見しましたが、相変わらず“神々しい”。

テニスの戦績が偉大なだけでなく、人間的レベルの高さを滲ませての快勝でした。


■次は、地元期待のガエル・モンフィス選手との対戦。

以前も、全仏オープンの準決勝で対戦。

その時も含めて、フェデラー選手が5連勝していますが、果たして今回はどうか?

いずれにしても、モンフィス選手は非常に面白いテニスを展開するので、
見ている方としては非常に楽しい試合になるでしょう。


■気の早い話になりますが、やはり気になるのは次の準決勝。

つまり、ジョコビッチ選手戦。(彼が準々決勝を勝てばの話ですが。)

フェデラー選手としては、この対戦に全神経を集中させたいので、
モンフィス選手戦ではあまり体力を消耗したくないはず。

そのため、勝つだけではなく、勝ち方に注目が集まります。


■美しく芸術的なテニス。

そして、歴史を変えた男としての誇り。

これを見続けたい気持ちは、決して私だけが持っているわけではないでしょう。

頑張ってほしいです。


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■「ジョコビッチ選手も、歴史へ挑戦!」
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■全仏オープンの前哨戦で、フェデラー選手を撃破。

ドーピング疑惑から、やっとの思いで本格復帰を果たした天才プレーヤー、
フランスのガスケ選手。(元世界ランキング7位。現在13位)

その天才振り&フェデラー選手を破った実力をひっさげ、ジョコビッチ選手に
挑戦しました。

ただ、今のジョコビッチ選手の壁は厚かった。

ストレートセットで負けてしまいました。(4−6 4−6 2−6)


■ガスケ選手は13歳ですでにヨーロッパジュニアチャンピオンになった逸材。

その当時のプレーをビデオで見ましたが、腰を抜かすほどビックリしました。

まるで、小さな大人。

テ二スコートの使い方は、当時からプロのようでした。


■その天才を、事もなげに粉砕したジョコビッチ選手。

いよいよ次の準々決勝に勝てば、ジョン・マッケンロー氏が持っている開幕
42連勝の世界記録に並びます。

今のジョコビッチ選手には、“四角”が見当たりません。

このままの調子であれば、まずはタイ記録達成は間違いのないところ。

その先のフェデラ―選手との対戦を楽しみにしてしまう私は、
気が早すぎるでしょうか?


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■「今、ナダル選手の試合を見ていますが・・・・・」
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■今、このブログを書きながら、ナダル選手の試合を見ています。

明らかに調子が悪いです。

良い時に感じられる、

「フォアハンドを打たせたら、終わり!」

こんな脅威を感じるほどの、威力とコントロールが影を潜めています。


■あまり見たことのない、凡ミス。

エースの少なさ。

その結果、厳しいコースへのショットが少なくなり、相手にダメージを
与えきれていません。


■もちろん、彼は世界NO、1。

4回戦では負けることはないとは思います。

ただ・・・・・

「このままの調子では、連覇は難しいでしょう。」

*(もちろん、ここからテニスを立て直してくることも考えられますが・・・・・)


■テニスは、人間が行うもの。

やはり、どんなレベルの選手であっても、調子の浮き沈みはありますね。


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■「今日の全仏オープンから、我々が学ぶべきことは・・・・・」
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■「調子です!」

先ほども述べましたが、誰でも調子の波があります。

世界トップ選手であれば、年間でスケジュールを立て、特に4大トーナメント
(全豪、全仏、全英、全米の各オープン)に照準を絞って調整します。

更には、優勝するために、決勝戦にピークを持っていくことが重要。

この難しい調整に、常にチャレンジし続けています。


■我々も、そこまでは行わないにしても、やはり自らの“波”を多少なりとも
つかんでおくと便利。

始めのうちは、「おっ、夏場に強いぞ!」くらいの感覚で構わないので、
自らの調子が上がる時期などを見定め、徐々に細かく分析できるようになると
良いですね。


■追伸:

ちなみに私は、春〜初夏にかけてが、昔から一番調子良いです。(今もです)


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。

また明日、お会いしましょう。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「ジョコビッチ選手が難関突破!」

■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

昨日は、久しぶりにゆっくり全仏オープンを見ました。

大好きなマレー選手。

世界中のテニスファンが注目していた、ジョコビッチ選手対デル・ポトロ選手。

この2つを見ました。


■マレー選手は、足首を怪我しながらもストレート勝ち。

4回戦進出を決めました。

足首の負傷が気になるところですが、ドロー的には“大チャンス”です。

周辺のシード選手。

特に、今年序盤の話題をさらった若手有望株の選手達が、
そろって“レッドクレーの魔物”に撃沈されているからです。

*(全仏オープンで負ける = レンガを砕いて作った赤土のコートで負ける

  ということで・・・・・“レッドクレーの魔物”という表現を使います。)


■もし、怪我の具合がたいしたことなければ、
初のベスト4進出も夢ではありません。

そして、その先には悲願のグランドスラム初優勝が。

まだまだ先は遠いですが、頑張ってもらいたいと思います。


■よく、「マレー選手のどこが好きなのですか?」と聞かれます。

「懐の深さです。」

つまり、相手のボールを完全に自分のものにしてから打てる。

特に・・・・・


「打とうと思えば打てるけれど、あえて打たない的なショットを多様する。」

こんなところに、玄人好みの味を憶えます。

*(反対に、「攻めが遅くて、世界NO、1になれない!」と言われる由縁も、
  “ここ”にあるのですが。)
  

■ただ、今回は足首を痛めたことで、試合途中から強打連発。

「このテニスを普段から行えば、評価は一変するかも?」

と思いながらも・・・・・

本来のリズムとは違うプレーでも簡単にこなし、結果も確実に手繰り寄せて
しまうポテンシャルの高さに、再び“惚れ直してしまう”私でした。


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■「デル・ポトロ選手は、すぐにトップ10に復帰するでしょう。」
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■そして、メインマッチ。

6−3 3−6のセットオールで日没延長になっていた、
ジョコビッチ選手対デルポトロ選手。

結果は、ジョコビッチ選手が勝ちましたが、

「いやぁ〜、さすがグランドスラムフォルダ―同志の戦い。

他の3回戦とは、全く“格”が違いました。


■ラリーの質は、半端なく高い。

大袈裟に言えば・・・・・

「他の試合であれば、全てのボールがノータッチエースになるようなボ―ルで、
20球以上のラリーを平気でこなす。」

こんな感じでしょうか?


■このラリーレベルで、最後まで戦っている所を見ると、

「世界のトップ5と、その他のトップ選手とでは潜在的に大きな差がある!」

こんな風に言わざるをえないでしょう。


■そして、注目は何と言っても、ジョコビッチ選手の体型。

元々、細いのですが、今回は“一回り小さくなった感じ”

それほど、食事制限の影響が色濃く出ていました。

*(もちろん、“吉”として出ています。)


■難関を突破したことで、ジョコビッチ選手の世界NO、1奪取は、
かなり近づいてきた様相。

「彼を阻止できる選手はいるのか?

それとも阻止できず、2大会連続のグランドスラムタイトル獲得&世界NO、1
の称号を手に入れるのか?」

今後の最注目点となります。


■デルポトロ選手は、すぐにトップ10に戻るでしょう。

そして、元の最高位である、世界ランキング4位に戻ることも、
難しくないように思えます。


■ちなみに・・・・・

デルポトロ選手と錦織圭選手は、同世代。

その様な意味で言えば、錦織圭選手も“おちおち”していられません。

「“ジックリ”行きつつも、“最速”で行く。」

この相反する現実を進めていくことが重要になると考えます。

*(それくらい、デルポトロ選手が凄いということです。)


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■「今日のヒントは・・・・・」
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■今日のマッチから、我々が学ぶべきことは、

「特徴です!」

良い悪い、好き嫌いは別にして、マレー選手、ジョコビッチ選手、
デルポトロ選手は、三者三様の特徴を持っています。


■一言だけで特徴を挙げておくと・・・・・

・マレー選手は、“懐の深さ”。

・ジョコビッチ選手は、“スーパーディフェンシブ”。

*(昨年の全仏オープンで対戦した、錦織圭選手が言っていました。

 「ジョコビッチ選手のディフェンス能力にビックリした!」

  そう、彼の守りは非常に固いのです。

  デルポトロ戦での第3セット。

 「このポイントをデルポトロ選手が取れば、第3セットは彼が取る!」

  こんな厳しい場面でも、“スーパーディフェンス”を披露。

  デルポトロ選手の圧巻の打ち込みを見事に処理。

  ピンチを脱し、その後の試合の行方まで決定させました。

  そのため、ジョコビッチ選手は強烈な攻めも印象に残りながら、
  実は“いぶし銀”的なディフェンス能力も、大きな特徴なのです。)


・デルポトロ選手は、“ブルト―ザ―攻撃”。

*(ジョコビッチ戦では、この“ブルト―ザ―攻撃”を、ものの見事に
  受け止めれらてしまいました。

  そのため、特徴が出ず、負けてしまった格好になりました。)


■このように、誰もが特徴を持っています。

もちろん、特徴を持つ前に、最低限の全体基礎は持ち合わせていなければ
なりません。

ですが、基礎を持っているのであれば、その先は自らの特徴。

これを出して行くことが大切になります。


■今日は雨。

もし、テニスが出来ないのであれば、紙と鉛筆を用意。

イスにゆっくりと腰かけ、あなたの“最大特徴”とは何かを書き出して
みてください。

以外な所に特徴を見つけられるかもしれませんし、特徴だと思っていた所に
“穴”が開いていることを発見するかもしれません。


■いずれにしても、このような一見地道に思える作業が、

「実は、一番上達効率を高める!」

このような事実があることをお伝えさせて頂き、筆を置きます。


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。

心から、感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「ナダル選手の変化!」

■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

「憶えていますか?」

2008年、1月。真夏の全豪オープン。3回戦でのできごと。

そう、フェデラー選手 VS ティプサルビッチ選手戦です。


■当時、フェデラー選手は圧倒的な強さを誇っていました。

そのフェデラー選手が、当時は無名に近いティプサルビッチ選手に
負け方のです。

ファイナルセット13−11。

フェデラー選手は、辛くも勝利。


■ただその後、準決勝でティプサルビッチ選手の同胞である
ジョコビッチ選手に、ストレート負けを喫したのです。

当時は、「伝染性単核症を患っていた!」ことが、大会後に発覚。

フェデラー選手の衰えではないとのニュースが、世界中を駆け巡りました。

ただ、その後のフェデラー選手は、それまでの圧倒的な強さが
徐々に影をひそめてきたのは、周知の事実です。


■そして、現在世界NO、1。24歳。

太陽の男、ラファエル・ナダル選手。

彼の現在の姿が、2008年当時のフェデラー選手に“ダブル”のは
私だけでしょうか?


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■「クレーコートでの敗戦&接戦。」
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■クレ―キングこと、ラファエル・ナダル選手。

ただ、2011年。

今季はノバク・ジョコビッチ選手にクレ―コートで連敗。

今までの圧倒的な姿は、失われつつあります。


■「今は、ジョコビッチ選手が凄すぎる時期だから。」

このような見方も、確かにできます。

ですが、「“本番”は大丈夫だろう!」と思っていた全仏オープン1回戦。

ここでも、ナダルは大ピンチを迎えたのです。(ファイナルセット勝ち)


■もちろん、周りの選手が強くなってきたこともあるのでしょう。

ですが、今までのナダル選手であれば、クレ―大会の序盤は“楽勝”が常。

それが、今年は違う様相です。


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■「ナダル選手は、優勝できるのか?」
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■これは、わかりません。

優勝するかもしれないし、優勝できないかもしれません。

ただ、「今年、優勝しておかなければ、今後は厳しくなる。」

こんな“嫌な予感”がします。


■多分、これはナダル選手も感じている感覚だと思います。

選手は、自らが住む世界に敏感ですから。

フェデラー選手が、ウインブルドン5連覇を達成した時の言葉。

「ナダル選手が、進化する前に勝っておいて良かった!」

この言葉は、今のところ現実になってしまっています。

そして、同じような言葉をナダル選手が吐かなければ良いのですが・・・・・


■「ナダル選手は、まだ若いのでは?」

確かに。(24歳です。)

ただ、今までのテニス史から見れば、彼は“早熟型”で“フィジカルファイター”。

つまり、ピークを早く迎えるタイプなのです。

*(“慣例”を破るとしたら、彼が最初かもしれませんが。)


■このように“マクロ視点”と、目の前の試合結果である“ミクロ視点”で
見ると、また違った見方が出来ると思います。


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■「女子の方に目を移すと・・・・・」
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■女子の方は、これまたわからない展開です。

怪我をして、長期離脱をしていたとはいえ、グランドスラムで連続優勝を
飾っていたクライステルス選手が、まさかの早期敗退。

これで、悲願のグランドスラムタイトル奪取に、
ウォズ二アッキ選手が近づいたことは事実です。


■ただ、類まれな安定感を持つ彼女も、“早熟タイプ”の香りが。

すると、ウイリアムス姉妹が出場せず、クライステルス選手もいなくなった
今こそが、最後のチャンスになる可能性さえあります。


■・・・・・っと、ここまで書いていた矢先、情報が入ってきました。

「ウォズ二アッキ選手、負けたそうです!!」

何と、日本でも人気の高いダニエル・ハンチェコワ選手に1−6 3−6で。

確かに、ハンチェコワ選手は打ち抜く能力に長けた危険な選手。

ただ、グランドスラム優勝を狙う選手は、確実に阻止しなければならない
相手でもあります。


■これで女子の方は、第1、2シードが4回戦を前に姿を消すという歴史的な
出来事が発生。

誰が優勝するのか?

混沌とした世界が訪れましたね。


■個人的に面白いと感じているのは、復活してきたシャラポア選手。

2年前からトップになると見ていたクビトバ選手。

そして、精神的に安定してきたアザレンカ選手等。

つまり、

「“生粋のハードヒッター”である彼女達が、新たなクレ―王者になるのでは?」

こんな風に感じています。

*(もちろん、昨年のチャンピオンであるスキアボーネ選手も不気味な存在です。)


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■「最後に・・・・・」
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■今日の、“マクロ視点”と、目の前の試合結果である“ミクロ視点”とを
兼ね合わせた見解から我々が学ぶべきことは・・・・・

「逆らわず、受け入れ、しかし模索する。」

このようになります。


■“王者”が転落を、迎える前は、何か物悲しげな空気が流れます。

そして、あまり語ってはいけない雰囲気も出てきます。

ですが、それは間違いです。

時代が変わり、年齢も確実に上がり、次世代にバトンタッチすることは、
生物学的にみても自然なこと。

つまり、“王者”交代は、自然のプロセスの一コマに過ぎないのです。


■そのため、重要なことは・・・・・・

「逆らわず、受け入れ、しかし模索すること。」

現実を見据え、今やるべきことをしっかりと行う。

その上で、自らの人間的価値を高めるために、まだまだ模索する。

この姿勢が大切になると思います。


■この辺りは、書くとまだまだ長くなります。

そのため、今後につなげていくことにしますが・・・・・

「逆らわず、受け入れ、しかし模索すること。」

この言葉を自分で書いていて思い浮かんだキ―ワードがあります。


「我慢!」


あなたは、何を連想されましたか?



■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。

心から、感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「ジョコビッチ選手から学ぶ、進化の仕方。」

■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

これから約10日間は・・・・・

「全仏オープンから、あなたのテニスに必要なエッセンスを盗む!」

この題材で、“ほぼ毎日”テニス上達情報をお届けいたします。


■初日の今日は・・・・・・

「ジョコビッチ選手から学ぶ、進化の仕方!」

こちらとなります。


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■「世界記録更新なるか?」
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■すでにご承知の通り。

2011年、ノバク・ジョコビッチ選手が爆発的な勢いで勝ち続けています。

全仏オープンの2回戦に勝利した段階で、今年は39勝0敗。

つまり、まだ一回も負けていないのです。(凄すぎ!)


■これは、年々厳しくなる男子プロテニスの世界では、一種、異様な活躍。

現世界NO、1、ラファエル・ナダル選手、グランドスラムタイトル歴代最高
保持者(16個)である、ロジャー・フェデラー選手でも達成できていない
記録なのですから。

残すは、元世界チャンピオン、現在は解説者としても大活躍している、
ジョン・マッケンロー氏の42連勝を目指すばかり。

*(今回の全仏オープンで準決勝に進出すると、記録更新の43連勝になる
  計算です。)

「一体、どこまで勝ち続けるのか?」

こんな興味を世界中が持っているのが、今のジョコビッチ選手です。


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■「一体、彼はどうやって、ここまで強くなったのか?」
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■以下は、1回戦を見た時の感想です。

    ↓

・「バックハンドを打つときの体軸が、以前にも増してしっかりしている。

  見た目からして、ミスの気配を全く感じない。

  さらには、ライジングショットの精度まで上がっている。」


■そして・・・・・

・「フォアハンドの威力が増した!」

・「サービスのフォームが安定した!」

・「ボレーのフォームから固さが消えた!」(完全ではないけれど・・・)

・「体が引き締まった!」

・「精神的に“どっしり感”が出てきた!」


■現在、これだけ圧倒的な強さを発揮しているわけですから、
当然と言えば当然ですが・・・・・

「全てが進化している!」

こんな印象を強く持ちました。


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■「以前は・・・・・」
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■ジョコビッチ選手が出始めの頃、私は彼を高く評価していませんでした。

もちろん、「世界チャンピオンになるかならないか?」での評価の話。

世界トップの一角を形成することに、異論を挟むものではありませんでした。


■ただ、やはり世界チャンピオンとなると・・・・・

・「バックハンドの“軸ブレ”が大き過ぎる。」

・「サービスフォームの改善が激し過ぎる。」

・「ボレーセンスに欠け過ぎている。」

・「ビハインドになった時の、メンタルダウンが大き過ぎる。」

こんな風に、勝手に評価していたのです。


■しかし1回戦を見た時、自らの評価が恥ずべきものだったことを、
心から認識いたしました。

「本当に、献身的に“テニス道”を追求してきた姿だ。」

誰もが、このような最高の賛辞を贈りたくなるジョコビッチ選手が、
そこにはいたからです。


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■「特にあなたに参考にして頂きたい点は・・・・・」
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■私は、彼の全てを知っているわけではありません。

ですが、長年、彼を見てきて思うのは・・・・・

・「諦めない心!」

・「チャンスを待ち続けられる辛抱強さ!」

・「自らを信じきれる気持ち!」

この部分が、他の選手に比べて圧倒的に強い気がします。


■WOWOWの解説者でいらっしゃる柳恵志郎氏は、

「一時、ジョコビッチはこのまま下降線に入っていくのでは? と、
誰もが思っていました。」

こんなコメントを残されています。

実際、その通りで、

「あぁ、このままフェデラーとナダルに阻まれ、埋もれてしまうかも!」

私自身、こんな危惧感を何度も何度も持ったものです。


■ですが、ジョコビッチ選手の内面は違いました。

・「絶対に、世界NO、1になる!」

・「後数年で、チャンスが来る!」

・「信じて、毎日、行うべきことを行う!」

こんな精神と姿勢を持ち続け、“来るべき日”を待っていたのです。

そして、とうとうその日を迎える時が来たのです。


■つまり、今日、学んで頂きたいことは、

「長い期間、同じ気持ちを持ち続ける力!」

これなのです。


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■「ジョコビッチ選手が言うように・・・・・」
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■「今の結果は、昨日、今日の努力の結果ではない。

長い間、テ二スに身を捧げてきたからこその結果!!」

これが、真実です。

そしてこれこそが、「出来そうで出来ないこと!」でもあります。


■でも・・・・・

あなたが同じ気持ちを持ち続けられる人であることを、私は知っています。

ですから、ジョコビッチ選手と同じように、これからも頑張り続けてくれる
ことを信じているのです。

これからも、一緒に頑張っていきましょう。


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。

心から、感謝しております。


田中信弥


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■追伸:「あなたのテニス上達&健康&人生の幸せを心から願っています。」
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■「ブログ更新! 孫子に学ぶ、テニス上達法!」

■こんにちは、田中信弥です。

いつも、お読みくださり、心から感謝しております。

さて今日は、孫子のあの有名な言葉から学ばせて頂きます。

       ↓

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず!」


■これは、孫子が言った有名な言葉です。

「戦に勝つには、まずは敵を知ること。

そして、己を知ること。

この2つが出来れば、負けることは少ない。」

何とも、単純でありながら、核心をついた言葉です。


■これは戦だけの話に留まりません。

テニスもしかり、仕事もしかり、家庭もしかり。

全てにおいて、普遍的に通用する格言でもあります。


■人間的レベルが高いあなたであれば、

「あぁ、事前準備でしょ? 物事を行うにあたっては、一番多くの時間と
労力を注ぎこんでいますよ。」

このように、おっしゃるかもしれません。


■ただ、多くの場合、

「なかなか、事前準備にまで手が回らない。」

こんな声が聞こえてくるのも真実です。


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■「事前準備で、全てが決まる!」
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■非常に厳しい現実的な話をすると・・・・・

「物事で成果を挙げるには、事前準備が一番重要!」

一般的に、

「物事を成功に導くためには、事前準備に50〜80%の時間をかける。」

このように言われています。

*(著名な作家先生などは、題材の“下調べ”に数年かけることも
  珍しくありません。

  また、「構想10年。撮影3年。」などの触れ込みを、映画の予告で
  見かけることもありますね。)


■ですから・・・・・

「準備には、人一倍、時間をかけています。」

と、あなたがおっしゃるなら、

今現在も素晴らしい環境で過ごしていらっしゃるでしょうし、これからも
大きなチャンスに恵まれることは、想像に難しくありません。


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■「本当に、事前準備で全てが決まるの?」
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■もちろん、「準備をすれば、全てOK。」 というわけにはいきません。

準備にはやり方というものがあり、やり方次第で大きく結果が
変わってしまうからです。

テニスを例にとり、準備のやり方をあぶり出してみると・・・・・

    ↓

・「テクニックの弱点はどこ?」

・「得意なショットは何?」

・「テンポの速いテニスか? ゆっくりのテニスか?」

・「フィジカル能力は、高いのか? 低いのか?」

・「メンタルは強いのか? 弱いのか?」

・・・・・etc

    ↑

■これは、敵を知る(対戦相手を知る)ための準備項目の一例ですが、
まずは洗い出し、続いて深く分析することで、“質の高い準備”が出来あがります。

つまり、あぶり出した後は、

「一口にメンタルが弱いといっても、弱さには種類がある。

今日の対戦相手は、元々、気が弱いタイプなのか? 

ある特定のシチュエーションでメンタルの弱さが出るのか?

相手関係次第で、強くなったり、弱くなったりするのか?」

こんな分析をすることが、必要になるのです。


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■「己の分析は?」
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■そして、己。

あなたが持っている本当の強み。

心の奥にしまい込み、人には見せていない弱み。

これらも、ウソ偽りなく、さらけ出し分析。

この行為も、当然のことながら大事になります。

*(人によっては、こちらの方が重要度が高い場合もあります。)


■「成果を挙げる。」というのは、それほど甘い作業ではありません。

*(レベルの低い成果であれば、その限りではありませんが。)

“ハッタリ”で勝ち続けることは、到底不可能。

だからこそ、時間をかけ、己を深く掘り下げることは不可避となります。


■「人の本性は、切羽詰まった時にこそ現れる。」

太古の昔から、このように言われます。

ならば・・・・・・

「切羽詰まった時のことを想定し、事前準備を進めている人。」

このような方が、物事で成果を挙げるタイプの方と言えるのではないでしょうか?


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■「さらに言わせて頂ければ・・・・・・」
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■「敵を知り、己を知れば百戦危うからず!」

この言葉は、深く良く読み込まなければなりません。

つまり、事前準備が整ったら、今度は「戦わなければなりません!」

戦わなければ、本当の意味で敵を知り、己を知ったかどうかは判断つかない
からです。


■「何を、当たり前のことを言っているんだろう?」byあなた

優れたあなたは、こんな疑問をお持ちかもしれません。

ですが、違うのです。

戦わない方が、実はたくさんいるのです。


■一例を挙げれば・・・・・

・「何か、都合の良い言い訳を探しては、戦いを避ける。」

・「戦いの場には行くが、何か言い訳を見つけ、全力では立ち向かわない。」

これは、“恐怖”から導きだされる行動パターンですが、もったいないことに、
多くの方が知らず知らずのうちに、このパターンにはまっています。

そのため、敵を知り、己を知ったのなら、“真の戦い”に挑むことが最終段階
で必要となります。


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■「表裏一体!」
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■つまるところ、事前準備と戦いは“表裏一体”の関係。

つまり・・・・・

事前準備がなければ、怖くて戦えない。

もしくは、戦っていても真剣さに欠ける。

反対に・・・・・

事前準備が出来れば、自信を持って戦いの場に参上できる。

こんな風に出来ています。


■ただ、ここまでわかっていても・・・・・

・「敵を知るのに、情報を集めるのは面倒くさい。」

・「己の深い弱みは見たくない。」

・「分析力がない。」

等の気持ちが湧きあがるかもしれません。


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■「その気持ちは理解できます!」
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■以前の私は、

・「敵の情報を集めるのは面倒くさい。」

・「己に弱いところなどない。」

・「分析など、私がやるものではない。」

などとうそぶき、全く何もしないで勝負をしていたからです。


■ですから、「今すぐ、やってください!」などと、決して強く言える
立場ではないのですが、

「敵を知る努力をし、己を知る怖さを乗り越え、分析も少なからず行う。」

これが、少しだけ出来るようになった現在。

大好きなあなただけに、重要な言葉をお伝えさせて頂きます。


■「誰もがやっていないなら・・・・・やったもの勝ち!」

こんな世界が、あなたの目の前には広がっています。

後は、実行あるのみ。

頑張ってください。応援しています。


■いつも、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。

心から、感謝しております。


田中信弥
About us
田中信弥画像

日本のトップジュニアとして活躍後、法政大学在学中にプロ選手を連破し、プロに転向。 その後、全日本選手権ベスト4、全日本ローンコート選手権ベスト4、関東オープン準優勝、 神奈川オープン、東北オープン優勝等を収める。日本プロランキング7位。

委嘱状

現役引退後は、伊達公子氏のアメリカ遠征に2年連続同行し、 ナショナルコーチ及びオリンピック強化スタッフを歴任。 男女日本代表選手の指導、ジュニア日本代表の育成に従事し、 (財)日本テニス協会強化副委員長も務めました。 更には、日本体育協会テニス上級コーチも取得。

プロサッカーチーム、鹿島アントラーズとの提携ではじめた 「鹿島アントラーズテニスクリニック」では、月2回、たった90分のクリニックで、 進学校生を地元史上初めてインターハイに出場させる。 地元では「オリンピック選手を輩出したに等しい」との評価を受け、 その模様は雑誌「T・テニス」にて3回にわたり掲載されました。

又、年間200回に及ぶオンコートテニスセミナーを全国で開催し、 「脳の仕組み」、「体の仕組み」を利用した最短時間上達法 「瞬間直し(R)」 を伝授。

その指導法は、NHK中国地方版ニュース、NHK鳥取地方版ニュースにて 「田中信弥の指導法」としても紹介されました。 その他、NHK全国版技術特集、TV東京「おはスタ!」、東海TV等々に多数出演。 雑誌「T・テニス」においては、「ファイルレッスン(カラー16ページ:読者ランキング1位)および 「基本の強化書(カラー6ページ)」を大好評連載しました。

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