テニス上達の近道!

〜元オリンピック強化スタッフ&元日本代表コーチの田中信弥が  テニスを通してあなたの人生が豊かになるお手伝いをさせて頂きます〜

2011年01月

■「全豪オープン、第9日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

今日は、準々決勝でした。

フェデラー選手の強さが尋常ではありませんでしたね。

コーチをピーター・ルンドグレン(スェーデン)に変え、
厳しい練習を積み、最近絶好調のバブリンカ選手を一蹴。

8年連続で準決勝に進みました。


■解説にもありましたが、フェデラー選手のフォアハンドの鋭さが
“全盛時のそれ”に近づいている模様。

“キレ”“コース”“スピード”とも素晴らしく、今日の力が出せれば、
連覇も夢ではない感触です。

そして、現役時代ネットプレーヤ―として活躍したポール・アナコーン氏にコーチを変えたせいか、
ネットへの出方も以前より洗練された感じがします。

*(スキがないとでも言いましょうか・・・・・)


■ひとつだけ懸念材料を挙げるとすると、フォアハンドのフレームショット。

準決勝以降の対戦相手は、今まで以上にボールに威力があるので、
ナダルに一時期連敗したときのように、フレームショットを連発しないようにすることが
好調の維持には必要かもしれません。

ただ、体調的にもメンタル的にも絶好調のようなので、17個目のグランドスラムタイトルを
目指してもらいたいです。


■実は、私の今大会の一番の注目はノバク・ジョコビッチ選手。

「とうとう本格化した!」という感じです。

もちろん、今までもグランドスラムタイトルを取り、世界NO、2にまで昇りつめましたが、

「世界NO、1までの安定性にかける。」との思いがあったのです。


■しかし・・・・・

迷いに迷っていたサービスフォームが決まり、エース連発。

元からの武器であるフォアハンドも、より高度化された感があります。

そこで、早いラウンドで試合を見た時、「これは隠れ優勝候補では?」との思いを持っていました。


■今日も、昨年のウインブルドン準決勝で敗れた世界NO、6のベルディヒ選手に完勝。

明後日のフェデラー選手戦に弾みをつけました。

「準決勝はビッグゲームになること間違いなし。」と予想しています。


■女子では、第一シードで世界ランキングNO、1のウォズ二アッキ選手が、
クズネツワ選手を大激戦の末に下したスキアボーネ選手と対戦。

3−0 1−3の大ピンチから見事逆転。

準決勝に駒を勧めました。


■しかし、勝負強い。

流れ的には、ほとんど負けかけの試合をひっくり返す精神力は、とても20歳とは思えません。

もちろん時代背景的に見ると、ショットの強さが足りないため、常に接戦になってしまう危険性はあります。

ただ、それを補うだけのフィジカルトレーニングも積んできており、いよいよグランドスラムタイトル奪取に
近づいてきています。

プレースタイル的にも、早めにグランドスラムタイトルを取っておくべきでしょう。


■今日の、あなたに役立つテニスのポイントは・・・・・

「ショットの質を高めよう!」です。

私はこれまで、「テニスの世界は年々進化している。」

このように言ってきました。

しかし、撤回します。

「テニスは、原型に戻っている!」

これが、今の見方です。


■どんどん打ち方が洗練されていく。

全く無駄のない打ち方に変わっていく。

言うなれば、「本来、テニスに必要な体の使い方だけが残る。」

だから原型に戻るというわけです。


■これは世界的な流れであり、ウィ―クエンドプレーヤーの方の世界にも、
徐々に浸透してきています。

ということは・・・・・・

「あなたもショットの質を高めなければ、生き残れない。」

このような時代がやってきます。


■もちろん、ウィ―クエンドプレーヤーの方の場合、負けても生活が出来なくなるわけではありません。

ですが、相手選手に質の高いショットを打たれて負けるのは単純に悔しいのでは?

そのような意味からしても、ショットの質を高めることに重きを置くことは、
決して無駄ではないように思うのですが、いかがでしょうか?


■大事なことは、まずはボールの飛ばし方にこだわること。

そして、正しい飛ばし方をマスターしたら、今度はコートに入れるところをしっかり練習することです。

もちろん、人によっては同時並行でできることもあるでしょう。

しかし、私が長年見てきた中では、コートに入れることを意識した途端、
ボールの正しい飛ばし方がおろそかになってしまうことが多いのです。

ミスを気にせず、ボールの飛ばし方の原型を極めてください。


■明日は第9日目。

準々決勝の残り2試合があります。

ナダル選手とマレー選手。

この2人のグランドスラム決勝経験者に、フェレ―ル選手、そして最注目のドルゴポロフ選手が挑みます。

長い一日になりそうです。

また、明日、お会いしましょう。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥
 

■「全豪オープン、第7〜8日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

今日は、2日分の試合感想を。(明日から、リアルタイムにより近い形で更新したいからです。)

それでは、早速。


■第7日の印象的な試合は、スキアボーネ選手 対 クズネツワ選手の一戦。

女子ではグランドスラム史上最長時間となる、4時間以上の試合。

ファイナルセット16−14という、信じらないスコアで試合を制したのは、
30歳のスキアボーネ選手でした。

昨年、テニス選手としては“高齢”にあたる29歳で、全仏オープンを制したスキアボーネ選手。

今回の勝利も含め、我々中年プレーヤーに勇気をくれる大活躍です。

どんなピンチに立たされても、ひるまない姿。

真剣な中にも満面の笑顔。

太陽の国、イタリアならではのマインド炸裂で、ファンの心もガッチリつかんだのではないでしょうか?


■クズネツワ選手も頑張りました。

2010年のスタートは、世界ランキング3位から。

しかし年末は、20位台後半でフィニッシュ。

「巻き返しの年!」にするべく、努力を続けてきた足跡がしっかり見えました。

今までは、接戦になると“切れて”しまった集中力。

しかし、3回戦のエナン戦に続き、最後までファイトしていました。

元々、高いポテンシャルの持ち主。

今年は、復活しそうです。


■フェデラー選手 対 ロブレド選手。

長年、世界トップ10以内にいたロブレド選手。

今は圏外ですが、実力を証明するかのように4回戦まで駒を進めてきました。

ただ、フェデラー選手には9連敗中。

プレースタイル的に、勝つことが難しいのも現状です。

*(ロブレド選手は、ものすごく安定したテニスを披露してくれます。
 
  ですが、フェデラー選手を倒すまでの破壊力が足りない感じです。)

案の定、頑張ってセットを取るのがやっと。

10連敗に記録を伸ばしてしまいました。


■引っかかったのが、フェデラー選手のセカンドセットの落とし方。

今までには見られなかったような凡ミスを連発。

準々決勝以降の戦いで、今日みたいな“らしくないミス”をすれば、
一気に“市場”から退場を命じられてしまう危険性もあります。

この辺りが、今後の注目点です。


■そして、国事態の衰退を懸念されている米国最後の柱、ロディック選手。

フェデラーと組み、北京オリンピックダブル優勝の、スイスNO、2バブリンカ選手に圧倒されてしまいました。

コーチを変え、かなりのハードワークをこなし、自信を持っていたバブリンカ選手。

ロディック選手を上回るサービスエースの数で、自身2度目のグランドスラムベスト8進出。

次は、先輩フェデラーとの一戦に賭けます。


■他の試合で目に付いたのは、シャラポア選手。

完全復帰に向けて、鋭意努力をしている姿には胸を打たれます。

が、時代の流れには逆らえない雰囲気も。

スピードでは若手に遅れを取り、かといってスキアボーネ選手のような技巧派でもなく、
今後の“改革”をどのように着手するか? 岐路に立たされた感じです。


■第8日。

今日はもう・・・・・

「ドルゴポロフ選手! ドルゴポロフ選手! ドルゴポロフ選手!」

ビックリしました。

22歳の若者。

後ろで髪を束ねた姿は、若き日のフェデラー選手ソックリ。

と思ったら、テニスもフェデラー選手に似ていて、世界ランキング4位のロビー・ソダ―リング選手をフルセットで撃破。

*(3回戦は、ジョー・ウイルフライ・ツォンガ選手を、これまた5セットで下しています。)

全豪オープン初出場で、ベスト8進出の快挙を達成しました。


■速くて切れのあるサービス。

ビッグサービスを的確に返球する、素晴らしいハンドアイコ―ディネーション。

ショ―トバウンドで打ったボールを、次々にエースにしてしまう才能。

フェデラーのミニチュア版とでも表現したら良いのか?

新種と言ったら良いのか?

とにかく、見ていて小気味良い。

テニス界に新たな彗星が現れたと言っても良いでしょう。

次は、絶好調&進化を実現したアンディー・マレー選手と対戦。

サービス&フォアハンドの体の開きがどんどん少なくなり、エース量産、ミス激減のマレー選手相手に
どのようなテニスを展開するか? 最注目の試合となります。


■そして、もう一人注目選手を。

「ラオ二ク選手!」

こちらは第7シードのフェレ―ル選手に4セットで惜敗。

しかし、まだ20歳。

195㎝の長身でありながら、守りも固く、攻めはロケット砲。

怪我してから復帰に苦労しているデル・ポトロ選手を彷彿させるプレーで注目を集めました。

今大会は、予選からの勝ち上がりながら、3回戦で第10シードのミカエル・ユ―ズ二―選手を撃沈。

彼も、時代を担う一人になることは確定済みでしょう。


■最後に。

ナダル選手。

錦織圭選手を“天敵”にしてしまったマリン・チリッチ選手と対戦。

順調にセットを連取しています。(このブログを執筆している最中は、まだ試合をしています。)

勝てば、準々決勝は同胞対決となるフェレ―ル選手との対戦。

勝ち負けは別にして、凄いストロ―ク戦になることだけは間違いないはずです。


■今日の、あなたに役立つテニスのポイントは・・・・・

「目です。」

目の重要性は、誰もが知っています。

しかし、「鍛えているか?」 と問われれば、

「・・・・・」の方も多いかも知れません。


■昔のボクシングマンガ「頑張れ元気!」ではありませんが、

走る電車の中の人の顔や文字を、線路脇から見分けるトレ―二ング等、
身近で出来るトレーニングで鍛えてみてください。

確かご年配の方で、職業柄か、動体視力が鍛えられてしまい、
バッティングセンターで時速200キロのボールを的確に打ち返す映像を見たことがあります。

ウィ―クエンドプレーヤーの方にとっては、目を鍛えることが一つのブレークスル―地点になるのでは?

こんな風に考える今日この頃です。


■明日は第9日目。

いよいよ準々決勝が始まります。

ナダル選手とフェデラー選手の頂上決戦を夢見る方も多いはず。

順当に行くのか? 新たなヒーローを生みやすい大会、全豪オープンの本領発揮か?

いよいよ最高潮の盛り上がりに近づいてきました。

また、明日、お会いしましょう。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。心から感謝しております。」


田中信弥
 

■「全豪オープン、第6日目まとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

森田選手、惜しかったですね。

ファイナルセット3−3の0−40があったのですが・・・・・・

しかし、この様なチャンスが行ったり来たりするのが、プロの世界。

「取ってナンボの世界!」である厳しさを見せられた格好です。


■ただ、森田選手の成長には目を見張るものがあります。

精神的な落ち着き。ショットの精度。

そして、何と言ってもショットの使い方が抜群にうまくなっています。

特にロジャー・フェデラーが、ナダルのランニングショット対策に、ここ数年使っている新しい戦術。

“センターセオリー”のショットに、素晴らしいものを感じました。

*(“センターセオリー”のショットとは、コートど真ん中にしっかりとしたショットを打つことにより、 
  相手のショットから角度を奪い、自らも無謀なサイド狙いをしなくてもすむショットです。

  昔から戦術としてはあるのですが、世界NO、1のフェデラーがたくさん使うことにより、
  より浸透したように思います。)

そして、サービスの進化。

これは、本当に素晴らしいです。


■「長年活躍しているので、かなりのベテラン?」と感じますが、もちろんまだ20歳。

この若さで、ここまでの経験を積み、戦績を残したということは、錦織圭選手同様、
この先の活躍が楽しみでなりません。

全仏オープンでの活躍を期待しています。


■続いて、ナダル選手。

こちらは、オーストラリアの若手、トミック選手にストレート勝ち。

順調度をアピールしてくれました。

しかし、ここでの注目はトミック選手。

ご記憶されていらっしゃる方もいるでしょうが、彼は3年前、16歳の時に
すでにオーストラリアオ―プン1回戦を勝っている逸材。

今回もナダル選手相手に、セカンドセットは後1歩で取れるところまで追い込みました。


■そのテニスは、現代テニスの中でも異質。

守り中心でありながら、急に強打してきたり、トリッキーさを持ち合わせています。

見ていて面白い選手ですし、テニスを始めてまだ10年ちょっとという経歴。

今後、最注目選手の一人として、憶えておくと良いのではないでしょうか。


■その他。

注目すべきことは、トップ選手の強さが目立つこと。

ある選手のコメントでは、

「トップのプレーヤーのレベルが、さらに上がっている。

このままでは、頑張っていても下位選手は追いつけない。」

と、事実上の敗北宣言。

トップでありながら、ひたすら努力を積み重ねる彼ら。

いえ、トップだからこそ続けるその姿に感銘を受けます。

我々も、少しづつで良いので、日々、精進していきたいものですね。


■今日のあなたのテ二ス役立つポイントは・・・・・

「センターセオリーです。」

ダブルスをメインに戦っていらっしゃる場合はもちろんのこと。

シングルスでも、積極的に使ってみてください。


■いよいよ、明日はべスト8をかけた戦い。

大会第7日目の模様をお伝えします。

個人的には、大好きな日。(面白い試合がたくさん見られるからです。)

どんな戦いが見られるか、楽しみにしています。


■追伸:

「いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。」


田中信弥

■「全豪オープン、第5日目のまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

錦織圭選手、負けてしまいましたね。

残念です。

しかし、彼はまだ21歳。

これから、もっともっと大きく羽ばたいてくれることでしょう。


■私の視点で言えば、

「実力は世界ランキング20〜30位。」(実際は82位です。)

怪我さえなければ、現在のランキングとの乖離を、今年中に埋めてしまうのではないかと見ています。

*(それほど、ポテンシャルがあるということです。)

そして、2012年以降。

いよいよ世界トップ10を目指し、階段を昇り始める。

こんなシナリオが見えています。


■そのとき彼は22歳。

そこから2〜3年かけ、第一段階の夢(世界トップ10)を実現するのではないでしょうか。

*(そして、24〜28歳くらいの間で世界NO、1を狙ってもらいたいものです。)

もちろん、この数字は私の勝手な想像。

出来れば“ズレ”てもらい、来年、世界トップ10に入ってもらいたいとも思っています。


■さて、それほど前途揚々な錦織圭選手。

当然、夢の実現には実力アップが前提です。

現在の世界トップ10選手との違いも、昨年の全仏オープンでのジョコビッチ戦、
ウインブルドンでのナダル戦、そして今回のべルダスコ戦で見えてきています。


■具体的に言えば、サービス力。

スピードもそうですが、何より「ここぞ!」という時の確率アップ。

これは必須です。

また、サービス1本でビハインド状態をイーブンに戻す力。

さらには、セカンドサービスでのポイント取得率アップも不可欠です。

*(世界トップ10選手は、誰もが持っているものですね。)


■加えて、フォアハンド。

最高のフォアハンドであることは誰しも認めるところ。

しかしながら、世界トップ10選手と比べると、フレームショットの数が多いのは気になります。

原因は、打つ時に前方に体がスエー(流れてしまう)するときがあること。

その時にフレームショットやミスショットが出ているようです。

*(打つときに、右股関節のロックが抜けてしまうとスェーしやすいのです。

  フェデラーは、股関節ロックの外れる度合いが極めて少ない選手ですので、
  フレームショットが少ないとも言えます。)


■この辺りが、新コーチであるブラッド・ギルバート氏が言う、

「圭のフォアハンドはもっと進化する!」

というところでしょう。

が、錦織圭選手であれば、ほどなく改善してくれると思います。


■そして、最後に誰もが心配しているフィジカル面。

今までも多くの棄権を余儀なくされてきました。

しかし、ここも最近力を入れている分野。

トレー二ングを積み増すことで時間が解決してくれるでしょう。


■これが、私なりに見た世界トップ10選手と、現時点の錦織圭選手の違いです。

ですが、そのような違いはありながらも“何か”を感じさせる戦いぶり。

ショットの切れ。

改めて“天才”“凄い”との感を強く感じました。

「これからも、我々に大きな夢と感動と与え続けてくれる。」

こんな期待をせずにはいられません。


■続いてロジャー・フェデラー選手。

3回戦は、2回戦とうって変わり楽勝ムード。

相手のマリーセ選手は、同年代。

彼も天才の名をほしいままにした選手でした。

ただ、

「マリーセ選手は、プロの世界で洗礼を受けることだろう」by海外トップコーチの話

ジュニア時代からこのような話が飛び交う選手もあり、少し才能の頼りすぎてきたのかもしれません。

ですが、それでも2003年ウインブルドンべスト4。

「流石、天才!」との気持ちを持っていましたが、才能+努力のフェデラー選手には大差をつけらた格好です。


■フェデラー選手は、4回戦でお得意にしているロブレド選手と対戦。

その試合に勝てば、これまたお得意のロディック選手と続きます。

今まで通りの力を出せれば、順当にベスト4までは行ける道筋が見えています。


■今日のあなたのテニスに役立つ情報は・・・・・・

「フィジカル!」

これは、フェデラー選手を見れば一目瞭然。

彼が、棄権をした試合は見たことがありません。

そして、怪我も少ない。

体の使い方が合理的なことはもちろん、

「4時間の試合が、2週間続いても問題ないように準備している。」

彼のこの発言を聞けばわかる通り、フィジカルへの時間投資が凄いからです。


■もちろんあなたは、プロフェッショナルではないでしょう。

ですから、フェデラーのようなトレーニング時間はないかもしれません。

しかし、朝の少しの時間、お昼の少しの時間、そして夜。

このどこかでトレーニング時間を確保することは出来るはずです。


■この時間帯にトレーニングを積むことは、努力としては辛いかもしれません。

しかし、「人生を無事に過ごすためには健康が必要!」との認識に立ち、必要事項として行う。

結果、「フィジカル能力もアップしていた。」との考えで行うのはどうでしょう?


■テ二スニ対して努力家のあなたであれば、21歳の錦織圭選手の頑張りに
負けるわけにはいかないと思います。

すでに、フィジカルを行われている方はそのまま継続。

これから始める場合は、「少しづつで良いので継続。」

ここをポイントの頑張ってみてください。


■明日は大会第6日の模様をお伝えします。

楽しみに待っていてくだされば、うれしく思います。


「いつも最後までお読みくださり、心から感謝しております。」


田中信弥
 

■「全豪オープン、4日目までのまとめ!」

■こんにちは、田中信弥です。

今まで2週間に一回くらいの割合でしか、ブログの更新をしてきませんでした。

しかし、今、全豪オープンが非常に熱く、且つ

「あなたのテ二スに役立つヒントが、たくさんある!」と感じました。

そこで、全豪オープン終了まで、ほぼ、毎日更新することに決めました。
(仕事の関係上、全豪オープンを見れない時は更新しないこともあります。)

是非、お暇な時間を見つけ、読んで頂ければと願っております。


■さて、初日を振り返れば、やはり我らが錦織圭選手の大活躍。

そして、“生きる伝説”ロジャー・フェデラー選手の好発進。

これに尽きるのではないでしょうか?


■錦織圭選手は、昨年の本格復帰から“グングン”ランキングが上昇。

全豪オープン開幕時点では、すでに83位に世界ランキングを戻しました。

そして・・・・・

「本当の実力は80番台ではないぞ!」

このことを無言で証明するかのように、ランキング50位台の選手を完璧に撃破。

2回戦に駒を勧めました。


■彼のここ2年のプレーを私なりに分析すると、バックハンドの進化が凄い。

彼のフォハンドは有名です。

が、何と言ってもバックハンドの進化に驚かされます。

*(昨年までは、時にスイングエネルギーが“上”に抜ける場面が見られ、
  フレームショット等も多かったのですが、今ではほとんど見かけることがなくなるほど、
  スイングが進化しています。)


■その証拠に、名将ブラッド・ギルバートコーチの言葉、

「圭は、バックハンドが素晴らしい。まるでアンドレ・アガシを見ているようだ。」

2年前、全米オープン3回戦で破った、当時世界ランキング4位のダビッド・フェレールも、

「錦織圭はフォアハンドで有名。だが、対戦して感じたことはバックハンドが素晴らしい。」

この2人の世界的“目利き”が言うように、今ではバックハンドも大きな武器となっています。

これから、更に進化を重ねる錦織圭選手。

世界トップ20に入る日も、そう遠くはないように感じました。


■ビックリしたのが1回戦のフェデラー。

近年、ないくらいの完璧プレー。

全豪オープン直前の大会で、ナダルをファイナルセットまで追い込んだラッコ選手を撃沈。

そのプレーの精度には、誰もが驚愕の声を挙げ、早くも「全豪はフェデラーが優勝する。」との予想がでるほど。

サービス、リターン、ストローク、ボレーの完全さはもとより、攻撃、守りのバランス、
そして今までよりベースラインから下がらずにプレーする姿を見た私も、

「宇宙人だ!」との声をTV画面に向かってあげるほどでした。

今年、30歳を迎えるフェデラー。

「アンドレ・アガシのように、35歳を超えてもトップを走る続けるのでは?」

こんな、嬉しい期待をしてもあまりある素晴らしいプレーを見せてくれました。


■2日目。

残念ながら、仕事の関係で試合を見ることが全くできず。

そのため、コメントを残すことができません。

特に、伊達公子選手の試合は注目していただけに、ガッカリです。

ただ、彼女のことです。

2011年も、我々を良い意味で裏切る“大活躍”をしてくれることでしょう。

またの機会にコメントできることを楽しみにしています。


■3日目。

錦織圭選手の2回戦と、ロジャー・フェデラー選手の2回戦。

この日も、錦織圭選手は絶好調。

元世界ランキング3位で、“ストロ―クマシーン”の呼び声高い、
ダビデンコ選手を破って意気上がるマイヤー選手を完全ノックアウト。

マイヤー選手に翻弄される場面もありながらも、成長度の部分で圧倒的に勝っている印象を受けました。


■これで、3回戦進出。

次は、第9シード、2008年の全豪準決勝でナダルをファイナルセットまで追い込んだ、
スペインのべルダスコ選手と対戦。

もちろん、錦織圭選手の成長を焦ってはいけないことはわかっていながら・・・・・

復帰してから、すでに2度も世界ランキング10位台前半に位置するマリン・チリッチ選手を破っている事実を見ると、

「世界トップ10選手からの勝利も、欲しい!」と思ってしまいます。

現に、錦織圭選手は18歳の時、当時、世界トップテンに入っていたジェームス・ブレークに勝っています。

大きく成長した今ではあれば、日本中のテニスファンを熱狂の渦に巻き込む序章として、
べルダスコ選手に勝ってもらいたいと願うのは、私だけではないのでは?


■ビックリしたのが、ロジャー・フェデラー選手。

1回戦と同じく、好調な滑り出しで2セット連取。

「今日も、簡単に勝つな!」と思った瞬間、私の好きな選手の一人である、シモン選手に追いつかれます。

そしてファイナルセットも、シモン選手の“押せ押せムード”。

さすが、怪我をする前は世界ランキング7位、そして、フェデラーに勝ち越している現役選手3人のうちの一人であり、
後1歩で“大金星”を得るところまで追い詰めました。

ですが・・・・・最後はフェデラー。

突き離しにかかった後は、コンコルドの様な速さ。

音速レベルで試合を決定づけてしまいました。

今までも、数々の修羅場をくぐり抜けてきたフェデラー。

単に同じような出来事だったのか? 

それとも、アガシが注目しているように、「年齢的な問題もあるのか?」

この辺りは、3回戦以降に明らかになるでしょう。


■4日目。

ナダル選手と森田あゆみ選手の2回戦。

優勝候補筆頭のナダル選手。

しかし、全豪オープン直前の大会では体調不良を発症。

その大会の準決勝で、ダビデンコ選手に負けてしまっていたため、

「全豪オープンは、フェデラー有利では?」

との憶測を私は持っていました。


■ところが・・・・・

1回戦は相手の棄権でしたが、6−0 5−0と途中までベーグル更新。

そして、2回戦も6−1 6−1 6−2との圧倒劇。

「やっぱり、グランドスラム4連勝を達成してしまうのでは?」

こんな風に心揺れる状況に押し戻されました。


■ナダル選手の進化は、何と言ってもサービス。

昨年までは、まだまだビッグサーバーとの違いを感じましたが、
今大会の今までを見る限り、遜色ないレベルにまで到達しているように感じます。

これからラウンドが進んで行き、その中でも今の様なサービスを打てるのかどうか?

これがひとつの鍵になるのではないかと思います。


■ただ、それにしてもNO,1に返り咲いた後の進化は、本当に素晴らしい。

「目標は、今の自分を超えること!」と宣言しているだけあります。

まだ24歳。

フェデラーの若い時と同じく、年齢を超えた“大人”を感じさせるムード。

真のチャンピオンです。


■続いて森田選手。

とうとうやりましたね。

若いときからグランドスラムの常連。

しかし、なかなか1回戦を突破できず、苦しい闘いを続けてきました。

ですが、2010年。

グランドスラム1回戦初突破を果たすと、一皮むけた印象。

本人のコメントにもあるように、「冷静に戦うことが出来るようになってきた。」

その通りの姿&結果となりました。

「本当に、おめでとうございます。」

初の3回戦進出。

将来を見据える意味でも、まだまだ勢いをストップさせて欲しくありません。


■以上までが、全豪オ―プン4日目までの簡単な概要です。

ここまでで感じたこと。

それは・・・・・・「確実な時代の移り変わり!」

フェデラーのような超人的選手を除いては、一般的に年齢が高くなれば負けが多くなり始め、
その結果、ランキングが落ち始めています。

反対に、若手はどんどん進出。

特に、女子選手の若手台頭は目覚ましく、名前さえ知らない選手が増えてきました。


■そして、あなたに行ってもらいたいこと。

それは・・・・・「サービス強化!」

やはり、第一に上がってくるキーワードは“これ”です。

フェデラーしかり、ナダルしかり。

そして、長丁場の試合で最後の最後に勝利を手にする確率の高い選手。

それは、間違いなくサービスのしっかりしている選手です。


■特に、フォ―ムにクセのある選手は、体力が落ちてきたり、緊張する場面では、
的面にサービスの確率が落ちています。

これは、錦織圭選手の2回戦の相手、マイヤー選手にも当てはまりますし、
フェデラーキラーであるシモン選手にも当てはまります。

反対に最後の最後で突き放すことの出来ている選手。

つまり、フェデラー、錦織圭、さらには2回戦での森田選手などを見ると、

「ここぞ!」と言う時に、サービスをしっかり入れていることがわかります。

*(もちろん、まだまだフォームは発展させられるでしょう。)


■ストローク、ボレーなども絶対に欠かせない要素。

ただ、「最後の最後に試合に勝ちたいなら、サービス強化!」

この事実ははずせません。

是非、この機会に、サービスを見直してみてください。


■明日は大会第5日。

いよいよ錦織圭選手の3回戦が始まります。

2年前の全米オープン以来の16強進出目前。

「固唾を飲んで見守りたい!」と思っております。

また明日、お会いしましょう。


■追伸:

「最後までお読みくださり、心から感謝しております。」


田中信弥
About us
田中信弥画像

日本のトップジュニアとして活躍後、法政大学在学中にプロ選手を連破し、プロに転向。 その後、全日本選手権ベスト4、全日本ローンコート選手権ベスト4、関東オープン準優勝、 神奈川オープン、東北オープン優勝等を収める。日本プロランキング7位。

委嘱状

現役引退後は、伊達公子氏のアメリカ遠征に2年連続同行し、 ナショナルコーチ及びオリンピック強化スタッフを歴任。 男女日本代表選手の指導、ジュニア日本代表の育成に従事し、 (財)日本テニス協会強化副委員長も務めました。 更には、日本体育協会テニス上級コーチも取得。

プロサッカーチーム、鹿島アントラーズとの提携ではじめた 「鹿島アントラーズテニスクリニック」では、月2回、たった90分のクリニックで、 進学校生を地元史上初めてインターハイに出場させる。 地元では「オリンピック選手を輩出したに等しい」との評価を受け、 その模様は雑誌「T・テニス」にて3回にわたり掲載されました。

又、年間200回に及ぶオンコートテニスセミナーを全国で開催し、 「脳の仕組み」、「体の仕組み」を利用した最短時間上達法 「瞬間直し(R)」 を伝授。

その指導法は、NHK中国地方版ニュース、NHK鳥取地方版ニュースにて 「田中信弥の指導法」としても紹介されました。 その他、NHK全国版技術特集、TV東京「おはスタ!」、東海TV等々に多数出演。 雑誌「T・テニス」においては、「ファイルレッスン(カラー16ページ:読者ランキング1位)および 「基本の強化書(カラー6ページ)」を大好評連載しました。

非常識なテニス上達法則!

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